『OL進化論』と「クリティカルシンカー(進化)」、なんだかこじつけのような気もするが、実はそうではない。『OL進化論』のユーモアの核心は、我々人間の思考の誤りや短絡的思考にあることが多いため、クリティカルシンキングを学ぶためには格好の題材なのだ。漫画では、気まぐれだと思われていたOLの喜怒哀楽が実は株価と連動していたケースや、社内の仲良しグループがみんなドジだからといって「うちの会社そーゆーの集めてんのかな」と推論するケースが登場する。それに対し、本書では共変関係に着目する方法、「四分割表」を使って考える方法など、クリティカルシンキングの基礎となる思考法が紹介される。1項目1見開きで完結する読みやすい構成といい、4コマ漫画を読んで楽しく学べることといい、クリティカルシンキングを楽しく学ぶためのさまざまな工夫がなされていて好感が持てる。しかも、内容はきちんと要点を押さえている。
難しいクリシン本を読んでギブアップしてしまったという人、なんとなくどんなものか興味がある、という人にはおすすめの1冊。(土井英司)
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でも,今までそんなことをこれっぽっちも考えてこなかった人にとっては,
「クリシンって何?」「論理的に考えるって,いったいどういうこと?」みたいな疑問が浮かんできて,
一体何をどうしたらいいか途方にくれてる人も多いんじゃないでしょうか。
そんな人のために,この本はあると思う。
クリシンの基本中の基本を,マンガで,日常的場面で,繰り返し繰り返し投げかけてくれる。
これでは物足りないと思うならまた違うもので勉強すれば良い。
けど,日常の考え方が少しでも変われば,それはそれでまた良し。
お気楽にクリシンに触れられるという意味では,最良の入門書じゃないでしょうか。
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