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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
挿絵も充実!,
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レビュー対象商品: クリスマス・キャロル (岩波少年文庫) (単行本)
子どもの頃に何度も目にしたタイトル。きっと素敵なお姫様のお話なのだろうと思ったので、 手を出すことはなかった。 しかし、今になってディケンズが好きになり、子ども 向けにはどのように翻訳されているのか知りたくて 買ってみた。 非常にわかりやすく、丁寧に訳されていると思う。こう いう物語であるなら、子どもの頃に読んでおけばよかったと 後悔…。 大人が読んでも充分に楽しめる作品です。
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
童話の意味,
By 紺碧の飛行人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クリスマス・キャロル (岩波少年文庫) (単行本)
心理学の見解では、童話に登場する幽霊や化け物といった存在は、自分の醜い部分を暗示していると考えるそうです。そう考えると、この物語に登場する幽霊が、意地悪でケチなスクルージを更生させていく描写は見事です。クリスマスという世界共通の祝うべき日を場面にしている事で、冬の寒さが、人というものの本来の温かさを強調しているように感じました。 様々な示唆に富んだこの著作が名作と呼ばれる所以は、一度読めば誰にでも感じられる、その温かさにあると言って良いかもしれません。 子どもにはクリスマスという日の夢と現実を、大人には自分という存在を、それぞれ確認させられる、そんな一冊ではないでしょうか。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ディケンズ時代と同じような力が覆っている現代にこの本を,
By tomo1943 (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クリスマス・キャロル (岩波少年文庫) (単行本)
中学時代に読んだ新潮文庫版に、訳者の村岡花子さんが「毎年クリスマスがめぐって来るごとに私はディケンズのクリスマス・カロルを讀む」と書いておられました。それに影響され、クリスマスが近づいたとき、何回か、この書を読んできました。今年は、10年以上ぶりに紐解くにあたり、以前、娘が買って読んだと覚しき岩波少年文庫版にしました。字が大きく老眼に読みやすいからです。ディケンズが生きた時代、イギリスでは資本主義がかなり高度に発展をとげていました。人々の中にも、金儲けが第一で、社会を支える多くの人達の幸せをないがしろにする風潮が浸透していました。スクルージは、10年も前に死んだ同僚と長い間、ある商会を切り盛りしてきたのですが、彼もその風潮に染まり、ケチで人を思いやる心を忘れた気むずかしい老人でした。他方、キリスト教世界には、この時代、クリスマスに人々の幸せを願い、互いにそれを祝う良き習わしも存在していました。スクルージはかたくなにそれをも拒んでいたのです。そのような背景で、クリスマスイブに現れた同僚の幽霊が彼のもとに3人の幽霊を送り込みました。幽霊たちは、彼の過去、現在、未来を見せます。その実態を目の当たりにした彼は、人間性を回復します。 つまり、資本主義のもとで、ともすると見失いがちな人間性をクリスマスの時季に見直して忘れないようにしよう、というディケンズのメッセージなのです。少々、道徳教育臭くなくもないですが、ディケンズの時代と同じような力が覆っている現代、そして昨今は、いっそうそれが強くなっているようにも見えるところで、若い人達も年寄りも、この本を囲んで話の輪を賑わわせるのも意味のあることではないか、と思うのです。そして、とりあえず、孫とその家族にこのことでメールを送り、レビューを書いた、というわけです。
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