登録情報
|
40年を越えるキャリアの中で、初となるクリスマス・アルバム。ディランは1979年にユダヤ教からボーン・アゲイン・クリスチャンに改宗、聖書を学び直しより普遍的な人生観を見出して制作した『スロー・トレイン・カミング』は賛否両論飛び交う話題作でしたが、後に高評価を得ます。その後の作品においてもキリスト教の影響が見え隠れする歌を執筆。今作は、2009年5月にサンタモニカにあるジャクソン・ブラウンが所有するグルーヴ・マスターズ・スタジオで録音。企画自体は以前から考えていたようで、そのために当初秋といわれていた『トゥゲザー・スルー・ライフ』の発売が繰り上がったと言われています。バックを支えるのは前作から若干変更され、フィル・アップチャーチ(G)、パトリック・ウォーレン(Key)らが加わっています。収録曲は、クリスマスの定番であるスタンダード曲の数々で、イラストのジャケットと相まって、ディランらしい作品が完成しました。<対訳あり>※解説/歌詞/対訳付
【初回仕様】グリーティングカード(5枚)封入 + 三方背BOX入り
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常盤に切り替わります。
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
内なるクリスマス,
By
レビュー対象商品: クリスマス・イン・ザ・ハート (CD)
巷では賛否両論のディランのフル・クリスマス・アルバム“Christmas In The Heart”を iPOD に入れて出勤途中に聴いている。かつて“バラエティ・ルーツ・アルバム”の SelfPortrait の曲たちを他のディランの代表曲と同じように愛聴したように、わたしはこの大真面目なクリスマス・アルバムをとても気に入っている。クリスマスになればとってつけたように編まれて店頭に並ぶような、そういう類じゃないんだな、このアルバムは。これもまたディランのルーツ・オブ・ミュージックだとわたしは思う。そういう愛情に溢れているのが分かるし、そのサウンドに素直に共感できる。愉しいサンタの曲もあれば、スピリチュアルな曲もあれば、ジャズ風な曲もあれば、ハワイ風のクリスマス・ソングもあって、表情が多彩でとても豊かだ。個人的には2001年の Love And Theft と対を成すようなサウンドと勝手に受け止めている。ディランがクリスマス・ソングをこれだけ真摯に歌うというのは、そうだな、日本で言えば演歌の大御所が晩年に、説教節や春駒などの門付けの祝福芸の節を録音するようなものじゃないのかな。ともかくわたしは、このアルバムが好きだ。アルバム・タイトルにあるように、ディランの心の内にある「クリスマス」というものを音で表したら出現した風景というものだ。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
うるさいことは言わずにまずは買って聴いて楽しもう,
By
レビュー対象商品: クリスマス・イン・ザ・ハート (CD)
ディランが好きならまず買おう。気に入れば問題ないし、仮に気に入らなくてもディランの趣旨に賛同して飢餓救済のチャリティーに募金したと思えばよい。ディランといえば、30年程前には突然ユダヤ教からキリスト教へ改宗したと騒ぎになり、その後『インフィデルズ』を出した時にはユダヤ教に戻ったのではと再び物議を醸した人だ。その人がいかにもこてこてのクリスマス・アルバムを出したわけだが、一方でこれまでユダヤ教のチャリティー番組に出演したりもしているらしい。結局、ディランにとっては、困っている人々がいる現実を前にしてどの宗教がその人たちを救うかはたいした問題ではないのだろう。このアルバムで寄付された印税の恩恵は誰にでも与えられる。誰にでもクリスマスは来るのだ。そして、そのおかげで、ごくわずかでも人々の苦しみが和らげられ、争いの種が減るかもしれない。そうなれば、ときにサンタは平和の人としてやってくることになる。やっぱり、他の宗教を「サタン」扱いするよりは、そんなことにとらわれず困った人たちに手を差し伸べる方がよほどいい。 内容について言えば、私は結構気に入った。全体の傾向としては、昔の音楽を今に甦らせ伝えていこうとしているような最近のディランのアルバムの延長上にあると思えばよい。「シャンシャンシャン…」という鈴の音に始まってフランク・シナトラやビング・クロスビーあたりの美声を期待したくなるところで聴こえてくるディランの呑んだくれ親父のような歌声は、知らずに聴いたら軽くショックを受けるだろう。だが、呑んだくれ親父にもクリスマスは来るのだ。それに、ジャケットは表も裏もまじめな絵なのだが、中を開けると目に飛び込んでくるのがサンタ風の衣装を着たセクシーねえちゃん(ベティ・ペイジ)の絵というのも、ディラン流のユーモアだろう。とにかく、かたいことやうるさいことをいわずに楽しもう。なお、日本盤は歌詞・対訳付き。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
誰の心にもクリスマス,
By glamfreak (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クリスマス・イン・ザ・ハート (CD)
試聴してトム・ウェイツを想像したが、実際にCDを丸ごと聴いてみると、それは往年のミュージカル俳優、デカ鼻のジミー・デュランテやミッキー・ルーニーだった。まるでサンタの爺さんが子供たちに語りかけているようだ。ちょっぴりエッチでお茶目なサンタ。そして、その子供の中に私もいる。理屈では説明できないけれど、ボブ・ディランからこのアルバムが湧き出てくるのはよくわかる。それはティム・バートンからあの映画の数々が湧き出るのがわかるのと同じだ。あの時代に、あの土地で、ああいうものに囲まれて育ったら、どうしてもこういう作品を生み出したくなるものなのではないだろうか。それを実現できるところが、さすがはディランだ。相変わらず、こんなに歌が上手な調子っぱずれはいない。 でも、そんなことはどうでもいい。大事なのは『クルスマス・イン・ザ・ハート』が確実に私たちを癒してくれるという点だ。だってクリスマスCDだもんね。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|