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クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
 
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クリスマスに少女は還る (創元推理文庫) [文庫]

キャロル オコンネル , Carol O’Connell , 務台 夏子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

クリスマスも近いある日、二人の少女が失踪した。刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に殺された双子の妹。だが、犯人は今も刑務所の中だ。まさか? 一方、監禁された少女たちは奇妙な地下室に潜み、脱出の時をうかがっていた……。一読するや衝撃と感動が走り、再読しては巧緻なプロットに唸る。新鋭が放つ超絶の問題作!

内容(「BOOK」データベースより)

クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺されたときと同じだ。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れた―「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた…。巧緻を極めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作。

登録情報

  • 文庫: 637ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1999/09)
  • ISBN-10: 4488195059
  • ISBN-13: 978-4488195052
  • 発売日: 1999/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 191,285位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ニューヨーク市警女性刑事キャシー・マロリーをヒロインとするシリーズを持つキャロル・オコンネル女史が’98年に発表したノン・シリーズ大作。’99年、「このミステリーがすごい!」海外編で第6位にランクインしている。

クリスマスまであとわずかと迫ったニューヨーク州の片田舎でふたりの少女が姿を消した。ひとりは州副知事の娘グウェンで、もうひとりはその親友の問題児サディー。さっそく州警察、FBI、法心理学者たちによって特別捜査班が組織され、地元警察からはルージュが臨時州警察捜査官として抜擢される。実は、彼は15年前に似たような状況で誘拐されて死体で発見された少女の、心に傷を負った一卵性双生児の兄だった。彼は自らのトラウマとなった記憶を紐解くと同時に捜査にのめりこむ。

この長い物語は、映画のカットバックのような手法で、外部の警察捜査の動きと、内部の監禁されたグウェンとサディーの勇気と友情に溢れた、犯人への果敢な反撃と脱出行動が交互に描かれる。そしてそれぞれがクリスマスというデッドラインに向けて緊張を高め、意外な真犯人の登場という1点で交叉し、一応の決着を迎える。

個性的・独創的な登場人物たちの強烈なキャラクター造形。乾いてクールな語り口でありながら描写の隙間から零れ落ちる感傷。一種独特な幻想感。そしてどんでん返しともいえる終章とエピローグ。読者はここにおいて邦題が『帰る』ではなく、『還る』であることの真の意味を知るのだ。

本書は、私にとって過去にあまり読んだことのない、超絶技巧のサスペンスであると同時に、読後になんとも言えない余韻を残す、愛と救済と贖罪の、奇蹟のような物語である。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Alice
形式:文庫
秋の夜長というのはミステリーが読みたくなりますね。
そんな時、私の知人の中で一番の本の目利きと思われる方に進められ読んでみました。
3日間、徹夜・・とまではさすがに仕事してるんでいかないようにしたんですが
まあ見事に睡眠時間と引き換えに楽しませていただきました。

この重厚感、好きです。
傑作です。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
いわゆるミステリーの多くは、読者を驚かすトリックに重きを置くゆえ、人間ドラマとしての感動は浅くなりがちである。名作と呼ばれるものであっても、読後、心の深い部分に響くものはほとんど無い。それはそれで、何かしらの知的楽しみがあれば十分役割を果たしているのであろう。

しかし、まれに、ミステリーとしてもきっちり成立していて、なおかつ謎を最後まで明かさない事が文学的必然になっている、奇跡のような作品が存在する。本書がまさにそれである。
少女の誘拐事件を縦糸に、現代の宗教観や医師の守秘義務、登場人物たちの深い心の傷等を横糸に折込み、涙なしには読めない最後の衝撃までなだれ込んでいく。

スケールは違うが、神の不在を宗教者が噛み締め、しかし神を否定できないリアリティなどは、あの「薔薇の名前」にさえ匹敵する。

あ、決して、とっつきにくくないですよ。連れ去られた少女たちのホラー映画趣味なんかは、なかなか笑わせてくれます。

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