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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
けっこう好きですよ。,
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レビュー対象商品: クリスティーン〈上巻〉 (新潮文庫) (文庫)
世間ではあまり積極的に評価されていない、キングの作品の中では地味なものですが、読んでみるとこれが面白くて止まりませんでした。手の届かないものへの憧れ。異性への思い。友情。時代や場所が違っても、十代の頃の悩みや心理というのはそんなに変わらないものなんですね。 またある意味で、十代の青春時代というのは、二十代くらいになって思い出すと恥ずかしいことも多い。それだけ、あの十代の頃というのは人生でも異常な時期であり、化け物じみていると言うこともできると思います。 そうした青春時代の純粋さや異常さが、クリスティーンという怪物に象徴されているのではないかと個人的には感じました。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
キング版アメリカン・グラフティ,
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レビュー対象商品: クリスティーン〈上巻〉 (新潮文庫) (文庫)
これ、キングの作品の中ではあんまり人気ないんじゃないかな?本書はキング版アメリカングラフティである。高校生を主人公とした青春群像なのだ。 もちろん本書はホラーである。クリスティーンが主人公なのである。このもの言わぬ狂気の車が静かに人を殺していく。 しかし、本書で注目したいのはやはりキングの描くアメリカの高校生たちの日常なのである。 クリスティーンの虜となる高校生アーニーは負け犬だ。気弱で、頭がいいわけでもなく人より秀でてることといえば自動車整備だけだった。そんな彼が路傍でほとんど捨てられたみたいになっていた'58年型プリマス・フューリーに出会い、自分で生き返らせ『クリスティーン』と名づけてこれの虜になっていく。しかし、この車には尋常でない因縁がからみついていたのだった。 高校生を主人公にしていることで、そこには友情や恋愛なんてものが最重要なものとして描かれていくのだが、これがキングの筆にかかると素晴らしく活き活きと描かれるからたまらない。 おそらくキングも劣等感の屈辱というものを少なからず経験してきたのだろう。この年代には特有の疎外感や、未知なる不安、それに憧れといったものが実感をともなって描き出されていく。文庫本で上下巻合わせて千ページを越えるかなりのボリュームだが、読み出したらやめられないおもしろさだった。これも現在絶版みたいだ。う〜ん、なんかさみしい。
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