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クリスティーン〈上巻〉 (新潮文庫)
 
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クリスティーン〈上巻〉 (新潮文庫) [文庫]

スティーヴン キング , Stephen King , 深町 真理子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

〈負け犬〉のアーニーは17歳、唯一他人より優れているのは車の整備だけだった。そのアーニーが路傍にセールの札をつけて置いてあったオンボロ車に一目惚れしてしまった。両親の大反対を押し切り、バイトで稼いだ金を注ぎこんで、アーニーはこの車を手に入れた。赤と白に塗り分けた’58年型プリマス・フューリー。名はクリスティーン、だがクリスティーンはただの車ではなかった。

登録情報

  • 文庫: 540ページ
  • 出版社: 新潮社 (1987/12)
  • ISBN-10: 4102193103
  • ISBN-13: 978-4102193105
  • 発売日: 1987/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 436,776位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
世間ではあまり積極的に評価されていない、キングの作品の中では地味なものですが、読んでみるとこれが面白くて止まりませんでした。

手の届かないものへの憧れ。異性への思い。友情。時代や場所が違っても、十代の頃の悩みや心理というのはそんなに変わらないものなんですね。

またある意味で、十代の青春時代というのは、二十代くらいになって思い出すと恥ずかしいことも多い。それだけ、あの十代の頃というのは人生でも異常な時期であり、化け物じみていると言うこともできると思います。

そうした青春時代の純粋さや異常さが、クリスティーンという怪物に象徴されているのではないかと個人的には感じました。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これ、キングの作品の中ではあんまり人気ないんじゃないかな?

本書はキング版アメリカングラフティである。高校生を主人公とした青春群像なのだ。

もちろん本書はホラーである。クリスティーンが主人公なのである。このもの言わぬ狂気の車が静かに人を殺していく。

しかし、本書で注目したいのはやはりキングの描くアメリカの高校生たちの日常なのである。

クリスティーンの虜となる高校生アーニーは負け犬だ。気弱で、頭がいいわけでもなく人より秀でてることといえば自動車整備だけだった。そんな彼が路傍でほとんど捨てられたみたいになっていた'58年型プリマス・フューリーに出会い、自分で生き返らせ『クリスティーン』と名づけてこれの虜になっていく。しかし、この車には尋常でない因縁がからみついていたのだった。

高校生を主人公にしていることで、そこには友情や恋愛なんてものが最重要なものとして描かれていくのだが、これがキングの筆にかかると素晴らしく活き活きと描かれるからたまらない。

おそらくキングも劣等感の屈辱というものを少なからず経験してきたのだろう。この年代には特有の疎外感や、未知なる不安、それに憧れといったものが実感をともなって描き出されていく。文庫本で上下巻合わせて千ページを越えるかなりのボリュームだが、読み出したらやめられないおもしろさだった。これも現在絶版みたいだ。う〜ん、なんかさみしい。
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By pin
形式:文庫
主人公の友人がボロボロの中古車(クリスティーン)に一目惚れし、その車に取り憑かれてしまうホラー小説です。

同じくキングの著で、この作品よりメジャーな「シャイニング」という長編(主人公の父親がホテルに取り憑かれてしまうホラー)がありますが、そちらが好きな方にもおすすめ出来るかと思います。

「シャイニング」との大きな相違点として、主人公・その友人達が高校生であるという点が挙げられますが、個人的にはそこが特に印象深かかったです。

主人公の友人は顔の吹き出物に悩み、運動も苦手、学校でも周囲から「負け犬」として認識されてしまう所謂苛められっ子で、それ故に魔性の車クリスティーンによりのめり込んでしまいます。

学校という狭い空間での理不尽な、でもどうする事も出来ない周囲の評価。支配的で無自覚な母親。母親のイエスマインな父親。それらに圧迫され削られていく自尊心など、苛めやその周辺は古今東西通じるものがあるのだなあと面白くも物悲しく感じられました。

ストーリー内容はシンプルですが、友人始め人物描写が丁寧で奥行きがあると思います。
車とロックと高校生がメインテーマなので、若い人はより共感し易いかと。
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