出版社/著者からの内容紹介
どこにでもあるような人物写真や古着、ビスケット缶や段ボールを用いたインスタレーションによって《記憶》をテーマとした制作をつづけるフランスの美術家クリスチャン・ボルタンスキーの軌跡を、プルースト研究者の著者が同時代の美術・文学・思想〔キーファー、ウォーホル、モディアノ、ランズマン、R・バルト……〕を参照しながら緻密な筆致でたどる日本発のモノグラフィ。《死と忘却》の時代を見据えながらなお困難な試みを生きるひとりのアーティストの作品のうちに《私たち》の現在をもしずかに炙り出す美術批評の精華。
内容(「BOOK」データベースより)
写真や古着、電球やビスケット缶を用いたインスタレーションで、つねに“名もなき者たち”の記憶の可能性を問いつづけてきたフランスの美術家をめぐる初の本格的モノグラフィー。21世紀の“私たち”の“記憶”は、“モニュメント”に託せるだろうか。