マウンテンバイクの生い立ちを豊富なインタビューによって明らかにしたDVDです。
アメリカの反体制運動であるヒッピーは、何も生み出さなかった様に見えて、
現在につながるいくつかの商品を生み出しています。それは、ロックの名盤であり、
パソコンだったりします。マウンテンバイクもその一つ。マウンテンバイクに
自由な雰囲気が漂っているのは、そのせいでしょう。山を下るための頑丈な自転車
が欲しい。その願望から古い自転車を改造していきます。泥除けを外し、バイクの
部品を付け、リアブレーキをフロントへも取り付けたりしました。
やがてマウンテンバイクは米国社会に認知され、バイク仲間は会社を興します。
最初にMTBのフレームをデザインしたのはジョー・ブリーズ。
ブリーザーと呼ばれる自転車を10台作りました。
近代的なMTBをデザインしたのは機械溶接の天才トム・リッチー。
今のMTBの原型といっていいと思います。素材もアルミだったりします。
このトムのバイクを販売したのが、ゲイリー・フィッシャーのマウンテン・
バイクス社。この会社に投資したのがジョン・フィンリー・スコット。
彼は、実は20年も前にマウンテンバイクを完成させていたのでした。
でも時代が早すぎた。
しかし、このビジネスは問題を抱えていました。会社を興したのが、自転車
好きのヒッピーにすぎなかったからです。
ビジネスとして成功したのは、スペシャライズド社のマイク・シンヤードでた。
彼はリッチーのバイクのコピーを日本のメーカーに作らせました。
それが「スタンプジャンパー」です。ビジネスセンスセンスに溢れた
スペシャライズ社は大成功しました。
何よりMTBの楽しさに溢れているし、商品は優れているだけでは駄目でマーケ
ティングが重要、など、色々考えさせられるDVDです。
星5つ。と言いたいところですが、吹き替えが無く字幕だけなので、星4つ。