イワセンと初めて出会ったあの日、イワセンはステージの向こうでいつものようなやわらかい語りをしてました。
「ボク、男ですけど、育休とってます」
ちょうどその頃の私は、教師が型ばかり追い求めて子どもたちがカチカチになってる雰囲気に出会い、困惑していました。
イワセンが語ってくれた子どもたちの表情も、文章も、自然で、生き生きとしていました。
文学サークル、という言葉をその時初めて聞き、
国語においては教科書や指導書に頼った授業ばかりしていた自分は・・・
「こんな教え方(学び方)もある」「こんな先生もいる」「こんな雰囲気もある」ことに出会った喜びで、
大嵐の日でしたが、スキップするように帰ったのを覚えています。
その後、イワセンクラスに訪問するチャンスを得て、
なんて素敵な子どもたちなのだ、と心をゆり動かされました。
イワセンと私はほぼ同年代ですが、特に、この本が素晴らしいのは「ボクの先生年表」があることです。
若い先生も、私くらいの先生も、いつも悩みながら、子どもたちや保護者や友人や先輩に支えられながら、
ゆっくりと、教師として成長していくのです、それがよくわかります。
子どもを心から信頼できる、素敵な教師は
すぐにできあがるものではないです、ゆっくり、ゆっくりと。
この本には子どもたちも教師も幸せになるためのヒントがたくさんつまっています、おすすめです!