クラシック・マジック事典の続編(2巻)です。スライハンドものを中心としていた1巻とは変わって「タネも仕掛けもあるマジック」というサブタイトルどおりギミックものの事典になっています。分担執筆者は三田皓司、赤松洋一、六人部慶彦、三輪晴彦、ふじいあきら、前田知洋・・・各氏といったマニアなら絶対知っているそれぞれのジャンルの第一人者たちの顔ぶれです。「クラシック」と銘打たれていますが古いのではなく、サムチップ、コインもの、カラーチェインジングナイフ、ジャリもの、リングもの、シカゴ玉、エッグバッグ、カードインレモンなど現在演技されるマジックの中核にあり、またさまざまな売りネタの基礎となっているネタについて盛りだくさんの解説が掲載されています。松田氏がそれぞれのマジシャンと概要を紹介し、各分担者が仕掛けとルーチンを記しています。版権問題は大丈夫なのかと思うくらいのギミックのくわしい解説がありますが手品の秘密を知りたい人むけというよりも、マジックをすでにしている人、とくにここに掲載されているギミックを持っていて、それを効果的な演技にするにはどうすればよいのかという研究をしたい人こそ楽しめる内容だと思います。エッセイ的要素もありマジックマニアなら絶対に面白いと思うはずです。