ほとんどがインタビューであるが、これまで映像では語られることのなかった数々の興味深いエピソードが、メンバーはもちろんのこと、ジャック・ブルースの相棒の作詞家ピート・ブラウン、アトランティック会長のアーメット・アーティガン、当時のミュージシャン仲間の口から明かされる。
クリス・スクワイヤやアラン・ホワイト、ムーディー・ブルースのジョン・ロッジらのインタビューも興味深く、当時、クリームの影響力が如何に強大であったかが改めて思い知らされる。
ただ、現在の人気からすると仕方がないのかも知れないが、「クラプトンが在籍した〜」というコピーはいいかげんやめてほしい。3人の卓越したミュージシャンの集合体がクリームであり、クラプトンの力だけではクリームはスーパーバンドには成り得なかったということを発売元やマスコミは再認識してほしい。
特に、ジャック・ブルースについてはもっと評価されてしかるべきだと思う。彼のシンガー、ソングライター、プレイヤーとしての才能がなければ数々の素晴らしい曲は生まれなかったのだ。
急場しのぎで作った海賊版のようなジャケットも安っぽくていただけない。
それらを除けばこれまで出た中でも最も内容が濃く、充実したDVDであり、ファンにはたまらない作品である。