筆のエンターテイナー、松岡圭祐の千里眼シリーズ最新作(2009年6月15日現在)の下巻。
友里佐知子の日記を読み終えた岬美由紀は、真実を知り、友里以上のテロ活動を計画する鬼芭を止めようと動き出す。だが、鬼芭の計画は着々と進行し、ついに国家転覆にまで発展してしまい……。
上巻の感想でも述べましたが、この作品に関しては主人公は「友里佐知子」です。彼女がいかに人生を狂わせていったのか。そこ以上に面白い部分はありません。
そのためか、後半、岬美由紀と鬼芭あゆことの対決は、読ませるもののやや物足りなく感じます。伏線なんかはとてもお見事なのですが、やはり友里佐知子の人生の部分が輝きすぎているのです。
上巻同様のことを書きます。
これはシリーズ愛読者必読の一冊です。
好きな作家の作品なので星はあてになりません。