キンドルなどの電子書籍リーダーがこれからどのような役割を持ち、どのような可能性が持つかを広い視点で学びたくて購入通読
読んでみると著者の視点で、今どのようなことがアメリカで発生していてそのことが日本に与える影響や、これから起きるであろうWeb2.0の後の時代、21世紀の産業革命に対して日本が取るべき施策まで提言されている。クール革命の概念は面白かった。コンテンツがサービスの価値を決める時代はまだ続く。その中で日本という文化の中で育まれたクールなコンテンツには価値がある。ただサービス全体をマネジメントするという能力では、現状日本は海外にはかなわないというのもその通りだと思う。これからの時代、Apple、Google、Microsoftが覇権を争う時代になるとの指摘で、パソコンという怪物を檻で飼い慣らそうとしたMicrosoft,それをネットに解き放ったGoogleという表現は的確だと思った。ただ、個人的に違和感があったところは全体的なサービス能力ですぐれているのはAppleという認識は本書の記載の通りだと思うが、本当に集合知が羽ばたきやすい環境を尊重しているのはGoogleだと思う。Appleの提供するサービスが本当にオープンソースなのかは今後も考えてみたい。知のグローバリゼーションに対応するサービスを産むにはオプトアウト、フェアユースの考えでないと生まれないというのも面白かった。
非常に俯瞰した視点でNetが利用されはじめてから今までの日本も含めた各ステークホルダーの戦略の遷移を説明してくれている気がする。本書を読んで本当に世界で起こっていること、これから求められる流れが少し理解できました。