内容紹介
クラウドコンピューティングの利用に関する問題点やリスクは、さまざまな面から指摘されています。現時点では、単に技術の改良や進歩だけでは解決できず、社会的枠組みも整備する必要があります。本書では、企業がクラウドのセキュリティリスクを正しく評価し、必要な確認や対策を施しつつ、クラウドのもたらす付加価値を最大限経営に活かすために、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティリスクを体系的に整理しています。
また、クラウドコンピューティングのセキュリティを総合的に考えるためには、一般的なITセキュリティリスクも見ておく必要があります。本書はこれらを含めて多角的な解説を行い、その上でクラウドの可能性を紹介し、クラウドをどう活用するか提案しています。クラウドコンピューティングのビジネスへの利用・活用を検討するうえで必読の一冊となっております。
《第1章》クラウドコンピューティングの「定義」「アーキテクチャ」「サービスモデルと実装モデル」などについてまとめています。
《第2章》世界のさまざまな機関で行われてきたクラウドコンピューティングのセキュリティに関する議論を整理し、押さえるべき現実問題についてまとめています。
《第3章》クラウドコンピューティングのセキュリティを総合的に考えるために、各国機関により指摘されているクラウドセキュリティリスク要素を統合して整理するとともに、一般的なITやネットワークのセキュリティリスクを含めて、多角的に検討が必要なセキュリティ課題をまとめています。
《第4章》「クラウドコンピューティングへの攻撃の脅威とインシデント事例」や「クラウドコンピューティングのセキュリティ問題の本質」について解説しています。
《第5章》東日本大震災に見るクラウドの社会性と有効性として、「震災への救援で効果を発揮したクラウドサービス」「クラウドのリスクファクターに対する評価の変化」「被災したITの復旧に対するクラウドサービスの有効性」について解説しています。
《第6章》クラウドコンピューティングをいかに経営に活かすかについて、信頼性向上策、コスト削減策、業務効率向上、活用のデメリットと留意事項について解説しています。
《第7章》クラウドコンピューティングの事例として、サービス事例、活用事例、中小企業での事例などを解説しています。