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クラウゼヴィッツと『戦争論』
 
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クラウゼヴィッツと『戦争論』 [単行本]

清水 多吉 , 石津 朋之
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

クラウゼヴィッツの戦略思想の精髄を解きほぐす最新研究の成果。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

清水 多吉
立正大学名誉教授。東京大学卒業、東京大学大学院修士課程修了、立正大学教授、ニューヨーク・ホウフストラ大学客員教授、東京大学、名古屋大学、早稲田大学、静岡大学、神奈川大学、立教大学、法政大学で非常勤講師、社会思想史学会会長を歴任

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史部主任研究官、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、柘殖大学非常勤講師、「歴史と戦争研究会」代表。獨協大学およびロンドン大学教養課程(ICC)卒業、ロンドン大学SOAS大学院修了(修士)、ロンドン大学KCL大学院修了(修士)、ロンドン大学LSE博士課程中退、スワイア・スカラーとしてオックスフォード大学大学院研究科修了。ロンドン大学キングス・カレッジ名誉客員研究員として、「軍事史」「歴史と戦争」「アジア・太平洋地域安全保障史」の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 380ページ
  • 出版社: 彩流社 (2008/10)
  • ISBN-10: 4779113652
  • ISBN-13: 978-4779113659
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 北狐
形式:単行本
クラウゼヴィッツの戦略思想に関する日本初の体系的な論文集です。
入門から最新研究までを含めた、まさに一冊でクラウゼヴィッツがわかる本でもあります。
入門編としては、日本に『戦争論』を紹介した清水論文、川村論文があり、
全くクラウゼヴィッツについて知らない場合でも、最も重要なポイントを知ることができます。

また、クレフェルトは、国際的に活発な議論を惹き起こしたクラウゼヴィッツ批判の論文を、マーレーはゲーム理論や単純化されたハイテク戦争の病理をクラウゼヴィッツを元にして分析しています。

ナポレオン戦争時代のクラウゼヴィッツから、現代の戦略思想の中でのクラウゼヴィッツの位置付けにいたるまで幅広く、そして縦横に論じられた本となっています。

第一部 クラウゼヴィッツと『戦争論』

第一章 クラウゼヴィッツの生涯――クラウゼヴィッツとナポレオン戦争 
清水 多吉(哲学者・立正大学名誉教授、社会思想史学会元会長)

第二章 クラウゼヴィッツの『戦争論』とは何か
川村 康之(防衛大学校教授)

第二部 クラウゼヴィッツとその時代第三章 ドイツにおけるクラウゼヴィッツ研究史を中心として
三宅 正樹(明治大学名誉教授、ベルリン自由大学元教授、国際歴史学会元理事)

第四章 十九世紀初頭のヨーロッパ戦略環境とプロイセン
新谷 卓(明治大学元講師)

第五章 クラウゼヴィッツと一般兵役制の時代
丸畠 宏太(敬和学園大学教授)

第六章 プロイセン軍制改革――概観と展望
鈴木 直志(桐蔭横浜大学準教授)

第三部 クラウゼヴィッツの遺産
第七章 プロイセン・ドイツ軍とクラウゼヴィッツ
中島 浩貴(東京電機大学講師)

第八章 戦略なき時代のクラウゼヴィッツ――戦間期のドイツを中に
小堤 盾(早稲田大学元講師)

第九章 クラウゼヴィッツとリデルハート――「絶対戦争」と「制限戦争」の相克?
石津 朋之(英国王立統合軍防衛安保問題研究所・日本防衛研究所研究員)

第四部 クラウゼヴィッツと現代の戦争
第十章 現代におけるクラウゼヴィッツの有用性と限界
マーチン・ファン・クレフェルト(イスラエル・ヘブライ大学教授、永末 聡訳)

第十一章 クラウゼヴィッツと現代戦略思考の危機
ジャン・ウィレム・ホーニッヒ(ロンドン大学教授・スウェーデン国防大学教授、荒川 憲一訳)

第十二章 クラウゼヴィッツの戦略概念とエア・パワー
永末 聡(ロンドン大学大学院)

第十三章 コンピューター時代のクラウゼヴィッツ
ウィリアムソン・マーレー(オハイオ大学名誉教授、大井 知範訳)

参考文献――クラウゼヴィッツ研究のために
川村 康之編
索引・執筆者紹介
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
クラウゼヴィッツの戦略思想に関する本格的な論文集です。
「クラウゼヴィッツの生涯」から「コンピューター時代のクラウゼヴィッツ」という目次を見てわかるように入門的な論文から最新研究までが入っていますが、入門書というよりは「戦略論大系〈2〉クラウゼヴィッツ」あたりを予め読んで予備知識があっての論点集という位置づけではないかと思われます。「戦争論」を巡る現代の論点集、関連文献の一覧として非常に価値がある本です(末尾に文献リストがあるのが非常に素晴らしいです。この手の情報を集めるのは非常に骨が折れます)。
「戦争論」にある程度の知識と興味がある人がぱっと目に行くところは「第九章 クラウゼヴィッツとリデルハート「絶対戦争」と「制限戦争」の相克?」あたりではないかと思われます(自分だけかもしれませんが)。コルベットを経てリデルハートとクラウゼヴィッツがつながっているという見解は興味深かったです。コルベットは読んでいなかったので、読んでみようかと思いました。
「第十三章 コンピューター時代のクラウゼヴィッツ」は「戦略の形成」のマーレーの論文ですが、本書の論文集の中では一番興味深く読んだ論文です。コンピューターを利用した資源配分による戦略の妥当性、ハイテク戦争の病理、軍人教育に関する論文なのですが、これはERPをはじめとするコンピュータを利用した経営戦略においても問題になる論点だと思います。
「戦争論」の横に副読本として置いておきたい本だと思います。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の魅力を簡単にまとめてみました。

【魅力その1】
 これまでクラウゼヴィッツを邦訳した清水多吉氏と川村康之氏とともに、ドイツ外交史の権威の三宅正樹氏、さらには日本の戦争・戦略研究の第一人者の石津朋之氏が一同に執筆者として名があるのは驚きです。

【魅力その2】
 クラウゼヴィッツ批判として世界的に有名なクレフェルトの論文と、アメリカを代表する戦略研究者のマーレーの論文を日本語で読めることも、とても魅力的な点でしょう。

【魅力その3】
 第1章の「クラウゼヴィッツの生涯」と第2章の「クラウゼヴィッツの『戦争論』とは何か」では、この分野の権威の専門家が初学者のために意識的に平易な文章で書いていますので、これから初めてクラウゼヴィッツを勉強したい人には最適のイントロダクションだと思います。
 巻末にある日本と海外のクラウゼヴィッツ研究の文献を網羅した参考文献リスト(コメントつき)ですが、今までこれほど詳しい参考文献の紹介は海外にもなかったと思います。
 さらに、地図・写真も豊富にあり、初学者のためのきめ細かい工夫が随所に見られる点は、とても好感がもてます。

【結論】
 これまでのクラウゼヴィッツ関連の書籍を軽く凌駕する「決定版」だと思います。近い将来、金字塔的な労作との評価を得るのではないでしょうか。
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