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クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人姉崎等
 
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クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人姉崎等 [単行本]

姉崎 等, 片山 龍峯
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

アイヌ民族最後のクマ撃ち猟師である姉崎等の体験を、聞き書きの形でまとめる。なぜクマ撃ちになったのか、驚くべきクマの知恵、クマの生きている意味など、半世紀にわたってヒグマを追い続けた独自の視点が光る。

出版社 (株)木楽舎

アイヌ最後の猟師の言葉、そこに生き残るための知恵がある。 大きなクマなら安心だ。危険なのは人間の食べものの味を覚えた若いクマ。単独で40頭のヒグマを仕留めたアイヌの老狩人が重い口を開いた。これまで、誰も語ることのできなかったクマの本当の姿が、半世紀を超える猟師経験にもとづいた豊かな表現で語られていく。聞き手は、アイヌ語研究者であり、『NHKスペシャル』『生きもの地球紀行』など数々のドキュメンタリー番組を製作する片山氏。3年におよんだ最後のインタビューを終えて帰ろうとする片山氏に対して、老狩人は語りかける。「クマに組み伏せられても生き延びる方法がある」と。絶体絶命の場面に遭遇しても生き残る術とはどのようなものなのだろうか。正解は本書の中に!

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 木楽舎 (2002/04)
  • ISBN-10: 4907818149
  • ISBN-13: 978-4907818142
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
一冊で、さまざまなことを教えてくれる本だ。ハウツー本と見紛うタイトルは、アイキャッチにすぎない。もちろん、山でクマにあったときの対処に充分すぎるほどの知識は得られるのだが、それは実はこの本の主題ではない気がした。アイヌ民族として狩りをする“最後のマタギ”だった姉崎氏の人生、自然に対して・生き物に対しての姿勢は、山という他者のテリトリーに人間が踏み込む際の礼儀や、ありきたりなヒューマニズムで片づけるべきではない“真の共生”を考える上で多くのヒントをくれる。それが、決して表面的な教訓に終わっていないのは、聞き書きという手法によるものだろう。飾らないざっくりとした姉崎氏の語り口に「何かを教えてやろう」的な説教臭さはまったくない。あるのは、65年間ひたすら“生きるため、食べるため”に狩りをしてきた彼の、「クマと山に関する知識なら誰にも負けない」という見上げるばかりの自信、矜持のみだ。アイヌ民族の風習や生活描写も詳しく記されており、文献としても評価できる。山歩きをする人、クマの生態について学びたい人にも役に立つだろう。しかし、そうした目的がない人にも面白く読め、ためになる。思いがけない掘り出しものだった。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 3931
形式:単行本
「クマにあったらどうするか」?どうすればいいか、解らなかったので購入してみた。たぶん、クマに遭うことは一生ないのだが・・・。

「クマも、人間を恐れています。人間は気づかなくてもすぐそばにクマがいることもあります。クマも人間が通り過ぎるのを、待っているんです」というセリフには納得させられた。ただし、時折人間の前に出てくる凶暴なクマもいる、という。そういう場合は?「クマの目をじっと見据えてください。自分より強い相手には向かってきませんから」ただ、それでも向かってくる事があるという。「その場合は、あきらめてください」実に率直な考えに思わず笑ってしまう事もあるが、長年ヒグマと付き合ってきた知恵が詰まっています。
 クマや山について研究したい方にも、そうで!ない方にも楽しめます。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「ヒグマ的な考え方」を身に付けたハンター、姉崎さんの目を通して見る「自然と人間の関係」というものが、いかに人間中心的な私達の見方とは異なっているかということが分ります。ヒグマが危険なのではなく、私達の無節操な行動がヒグマを凶悪化しているということがよく分りました。また、北海道ではヒグマを育むような本当に豊かな自然が失われ、見せかけだけの自然になりつつあることも身に沁みました。
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