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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
物凄くよくできている作品だとは思う。,
By
レビュー対象商品: クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫) (文庫)
物凄くよくできている作品であるのはたしかである。作者の才能はホンモノである。巫女子ちゃんは本当に可愛い。これ以下は完全に読者である私の好みの問題である。 作中であれだけ人を死なせておきながら、 結果的には、主人公のウヌボレた自意識が慰撫されるだけ……というのが消化不良であった。 他人の死を自分の自意識の慰撫につなげ、偉そうな講釈を垂れて満足する主人公の姿は、最大級の変態オナニストに見えた。 主人公の自意識を慰撫することに重きが置かれた小説は大抵キモチ悪いと決まっているので、 そのキモチ悪い題材をこれだけ読者に食わせる形に仕上げた作者の技量が凄まじいのはよく分かる。 それでも、思春期のスノビズム的な会話の中で、主人公の自意識過剰が満足する合間に、 単なるゲームの駒として若い命が消されてゆく様には、どうしても虚しさ・寂しさを禁じ得なかった。 然しながら、たぶんこれがこの作者の持ち味なのだろう。
22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
多分、最高傑作。,
By するめいか (さいたま) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス) (新書)
西尾維新の中で、純粋に作品としてのレベルの高さではトップだろうと思う。こんな面白い小説が存在していいのだろうか。純度100%のキャラクター小説。だが、それでもとことん面白い。あまりに残酷であまりに美しい。ラスト、全てが明かされた後、主人公の一言一言がぞくぞくするくらい胸に感じる。 主人公の性格、そして魅力が最大限に発揮された話。 そして、日常の崩壊。足し算引き算の人間関係。友達。殺人鬼の対比。 全ての要素が絡みあい、最悪にして最高の読了感をもたらしてくれる。
27 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最悪な読了感,
By
レビュー対象商品: クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス) (新書)
最悪は「最低」とは違う。悪は時として「高く」もある。 最悪な読了感に反比例するかの如く、 作品の出来が高まっているように感じる。 新世代の感覚を持った作家のみが書ける貴重な物語だろう。
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