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本書は、4年ぶりに出た、シリーズの最新巻。ここまで巻数を重ね
ると、さすがに落ち穂拾い的というか、そういう感じになってきて
いて、大傑作と遭遇する可能性はほとんどないだろう。しかしそん
なに肩肘張らずに読めばなかなか楽しめるアンソロジー。8篇が収
録されている。
印象に残っている作品についてコメントしてみよう――巻頭作の
「アルハザードの発狂」―なにやらわけがわからないうちにニヤリ
とさせられる悪魔的な小品。「首切り入り江の恐怖」―安心して読め
る作品、さすがロバート・ブロック、手練である。「墳丘の怪」―アメリカ西部の奇怪な墳丘を巡る怪奇譚。もはや手垢がつきまくって
いるタイプのストーリーのヴァリアントだが、色々と凝っていてな
かなか楽しい作品だ。
そうそう、ラヴクラフトの「ヒュプノス」が収録されているのも点
数が高い。
ラヴクラフトのファン、クトゥルー神話のファンの人はお見逃しな
く。
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