いわゆるプログレ系はレベルの高い演奏力を誇ったバンドが多く、その結果ライブアルバムは必然的に秀作がたくさん残っています。「イエスソングス」然り、「フォーカス・アット・ザ・レインボウ」然りです。でもこれも相当イイ線ではないかな、とおもいます。
「原始への回帰」でドラマチックに幕を明けます。サウンドづくりの正確さ、驚異的な演奏力に舌を巻きます。シンセサイザーと他楽器との凄まじいほどのせめぎあい。そしてエキサイテイングな音量放出のあとの静寂感、とコントラストづくりの巧みさ。「通り過ぎる人々」はライブでもとても人気がありましたし、当時のこれを演奏する時の彼らのリラックスした姿が目に浮かぶようでした。圧巻はやはり「セレブレイション」!!!このPFMライブのシンボル曲は今聴いてもダイナミックでスリリングで、今でも感動が薄れることはありません。 当時多くのプログレ少年たちがこれを演奏したがったものです。要求技術レベルの高い曲で、うまいこが数人いないといいパフォーマンスにできないのですが。
初来日ちょっと前、イケイケで世界に昇り詰めつつある段階のPFMの躍動感、エネルギーのほとばしりがこのライブアルバムには全体にみなぎっています。そしてこれはある意味PFMの代表曲がまずまず揃ったライブベスト盤としても聴くことができるとおもいます。