ラテン・アメリカ史の権威でおられる増田義郎氏による和訳で、全四巻からできている。イギリス人航海士クックを知ると言うことは、15世紀末から始まった大航海時代を知るところから始まらないと理解することはできない。すなわち、スペイン、ポルトガル、そしてオランダと続く、海の覇者を時代ごとに紐解く必要がある。第一回航路であるこの本には、大航海時代史が簡易であるが各国別で解説されているので、本書を読む前に目を通すといいだろう。
読み進めていくと解るが、クックの各島々での土着民たちとのやりとりが詳細にわかるところなどはとても面白く、また、乗組員に対する処罰の厳しさも徹底しているが、どこか懐が深いクックの一面が垣間見れてくるところなどは、クックの人間像を知る上で非常に参考になる。
やはり話に聞いていたが、ニュージーランドのマオリ族は戦闘的な部族だったんですね。
早く、第二巻を読みたくなって来た。