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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
アメリカの食は何を目ざしているのか,
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レビュー対象商品: クックブックに見るアメリカ食の謎 (単行本)
「アメリカの食にはハンバーガーとホットドッグしかない」という流布されたイメージに、真っ向から反論しているのが本書である。アメリカ先住民たちの食生活、また西部を目ざした開拓者たちは移動しながら何を食べていたのか、そんなところから書き起こしていくあたり、さすがは東理夫である。クライマックスは現代食の考察。 「世界中のあらゆる国が食べ物は『うまい』『おいしい』という方向に向かって少しでも近づこうと努力しているにもかかわらず、アメリカという国の食は(中略)もっと違った要素を大切にしようとしているように思われてならない」 つづきはぜひ読んでいただきたい。私は東の仮説に「なるほど!」と唸った。
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再現出来ないレシピたち,
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レビュー対象商品: クックブックに見るアメリカ食の謎 (単行本)
アメリカの料理を見ることでアメリカの歴史を見直そうとする一冊。入植記、西部開拓期、現代と各時代のレシピ集が取り上げられ、語られている。そこに見られるのは「うまい料理をつくる」という発想ではなく、「手に入る材料で料理をつくる」という知恵である。アメリカの歴史はつねに窮乏と粗食に支えられていたのである。とはいえ、紹介されているレシピがどれも不味そうだというのではない。限られた材料から巧みに考え出された素敵な料理が並んでいる。しかしまったく再現不可能なものが多いのが残念である。西部開拓者にはお馴染みだったのかも知れないが、現代の我々が「塩漬け干し肉」を手に入れるにはどうしたらいいのだろう?
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