クセナキスというと、数学を作曲に取り入れただの、政治的な混乱でギリシャ
を亡命?しただの、お堅いイメージがつきまといますが、この曲は純粋に楽し
める作品。
冒頭のMelangesから打楽器節全開。その後の曲も打楽器の表現の面白さを聞か
せてくれる作品です。もちろん、音楽的な深い意味があるのですが、そういうこ
とを抜きにして、純粋に音のシャワーに浸れます。
また、このストラスブールパーカッショングループが上手い。もともと、彼らの
ために作った作品ですので、当然と言えば当然ですが、まさに板に付いていると
いう感じでなおかつ、難曲に聞こえないところも、リスニングに没頭できる。
おそらく、ミニマル好きや、ジャズのエルビンジョーンズ、トニーウィリアムス
プログレッシブロックのビルブラッフォードや、サイモンフィリップス等のポリ
リズムを多用するドラマーを好む方にはお勧め。
ストラスブールパーカッショングループには、同曲のハルモニアムンディ盤の録
音もあるので、聞き比べもどうぞ。個人的にはデンオン盤の録音の方が好みです。
なお、クセナキスの他の曲については、この曲が気に入った人が好むかどうかは
判断できません(当方にはよくわかりませんでした)。