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クジラは誰のものか (ちくま新書)
 
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クジラは誰のものか (ちくま新書) [新書]

秋道 智彌
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,596

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「クジラはとても頭がよくて、神聖な動物」だが「乱獲で絶滅の危機に瀕している」から「食べるなんて野蛮だ」…。いまクジラ問題は環境保護の観点だけでなく、国際政治経済をも巻き込んだ一大事である。けれど、そもそも反捕鯨の国や団体の主張は正しいか。捕鯨は果たして「悪」なのか。どうしても感情的になりやすいクジラ問題を、あらためて歴史的、文化的、地球環境的、経済的に整理。その上で、人類とクジラのあるべき将来像を考察する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

秋道 智彌
1946年京都市生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。東京大学理学系大学院人類学修士課程、同博士課程修了。国立民族学博物館教授を経て、現在、総合地球環境学研究所副所長、同研究推進戦略センター長。地域文化から地球規模の環境問題まで、多角的な視点から、自然と人間のありようを研究。現在も調査、成果発表のため、世界中を飛び回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 231ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/01)
  • ISBN-10: 4480064664
  • ISBN-13: 978-4480064660
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 238,288位 (本のベストセラーを見る)
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概説+意見 2010/10/29
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 著者は海洋民族、水産資源の民俗学といったあたりから、鯨の問題に関心を持ち始めたのだという。すでに関連書も何冊も著しているようだ。
 これまで何冊か、この人の本は読んだことがあるのだが、良いと思ったことがなかった。しかし、本書を読んでちょっと印象が変わった。
 本書は、鯨の文化誌を概観し、そこに著者の意見をいくらか混ぜ込んだような内容である。鯨肉の食べ方、脂の利用、歯を使った彫刻作品、骨でつくった橋など、多種多様の「利用法」が示され、しかも、それが日本のみならず、アメリカ、南洋諸島、ヨーロッパと多くの地域を包含している点が面白い。
 「意見」は、公平な立場から客観的に述べられており、信頼感がある。さらに、単に善と悪、日本対アメリカというような構図で理解しようとするのではなく、もっと違った処理の仕方を模索しているのが興味深い。
 ただ、全体的には中途半端な印象が強く、もう少し突っ込んだ意見を示してくれればなと思った。
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30 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kim
形式:新書
著者は基本的に捕鯨賛成論者であり、これまでもクジラに関する著作が多数ある。
本書の前半は捕鯨文化についての蘊蓄であり、捕鯨そのものの可否と世界の状況については、後半のさらに半分程度を割いて説明されている。

基本的には『美味しんぼ』で語られていたことと同じ主張の繰り返しであり、新鮮な視点、新しい意見といったものは見られない。

捕鯨に対する日本人の不満をきちんとくみ上げ、細かく検討してはいるし、最新のデータもあるが、賛成派の主張としては無難(よく言えばバランスの良い)な書籍で、著者独自の主張や解決策などの提示は見られない。

捕鯨について調べたいと考えた場合の「捕鯨賛成派の1冊目」としてはよいが、すでに数冊読んでいるならば、特に読む必要はない。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
私は、互いに穏やかに務めながらも、捕鯨に関して外国人と話をしたことが何度かある。日本に詳しくない外国人でも、この問題についての関心は高い。また、そのような経験がない人でも、反捕鯨勢力の中心になっているのは理屈ではなく単なる感情であることに気づいているだろう。

本書は、日本人とクジラの関係を、長い歴史を丹念に紐解きながら慎重に考察して説明している。また、捕鯨の歴史を持つ世界の民族とクジラの関係についても解説している。様々な遺跡、文書、生態系、捕鯨技術、くじらの種による違い、漁業との関係、人類との共存の道。かなり丁寧に細部まで考えて書かれてある。

ただ、著者がこだわっている「だれのものか」という点については、果たしてそれが捕鯨問題の本質なのだろうかという疑問を感じる。少なくとも、欧米人の多くが捕鯨に反対する最大の理由はそういうことでは無いように思う。要するに「可愛いから」である。だから、絶滅の心配のない沿岸でのイルカ漁であっても、あのように声高に非難する。それに対して本書で述べられている論点だけで説得できるだろうかという視点で考えると、必ずしも十分ではないように思われる。
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