この本は、いちおう店のアドレスや地図も載ってはいるもののいわゆるガイド本とはまっかく一線を画すものでした。
パリと聞いて一般にイメージする、おしゃれでキレイで華やかで、モードの最先端的な姿はこの本には出てきません。
かわりに描かれているのは、全然飾り気のない美化されすぎてない普段の普通のパリの姿。
でもこれが、私がパリに実際行ってみて自分の目で見て肌で感じたパリの印象にいちばん近いんです。
いい意味で裏切られたというか、私たち日本人のイメージするパリは、少し誇張されすぎた作り上げられたイメージだったのかな、と感じたものです。
ステキなんだけど、大好きなんだけど、そんなに思っていたほどどこもかしこもオシャレではない。
きったないところもあるし(笑)??なものもある。
でもそれも含めてやっぱり好きだなぁ、と思えるのです。
それがパリの不思議な魅力。
この本にはそんな本当のパリの姿が詰まっています。
地味ながら味わい深いよい本だと思いました。