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クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国  (集英社文庫)
 
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クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫) [文庫]

若桑 みどり
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 980 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

歴史の荒波を生きた四人の少年の軌跡。
世界経済とカトリック教会の世界布教という二つの大きな波が押し寄せた信長・秀吉の時代の日本。怒濤の世界へ船出し、初めてローマを見た天正少年使節とは何だったのか。新しい日本を見出す大作。

内容(「BOOK」データベースより)

十六世紀の大航海時代、キリスト教の世界布教にともない、宣教師が日本にもやってきた。開明的なイエズス会士ヴァリニャーノは、西欧とは異なる高度な文化を日本に認め、時のキリシタン大名に日本人信徒をヨーロッパに派遣する計画をもちかける。後世に名高い「天正少年使節」の四少年(クアトロ・ラガッツィ)である。戦国末期の日本と帝国化する世界との邂逅を東西の史料を駆使し詳細に描く、大佛次郎賞受賞の傑作。

登録情報

  • 文庫: 576ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/3/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087462749
  • ISBN-13: 978-4087462746
  • 発売日: 2008/3/19
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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By 黒口隊長 VINE™ メンバー
形式:文庫
まずは、凄まじい程の文献の博捜(著者が実際に当たった第一次文献のリストを見るだけで、溜息が漏れる!)、互いに矛盾し、錯綜する膨大な資料の校合と考証(引かれている膨大な資料は、しばしば文化的背景が、価値観が、思想信条が異なり、利害が対立し、あるいは記憶違い、あるいは情報の精度が異なり、云々といった事情により、それこそ目が眩むほど互いに噛み合わない!)が、圧倒的。気が遠くなるような資料を噛み砕き、ここまで鮮やかに整理してみせる力量は、とてつもない。しかしながら、もっと凄いのがこれら資料の読み込みと熟考。文字通り、資料を通じて中世末期から近代の始まりにかけての、我々とは全く違う意識のもとに生きていた様々な人々の人物像が、血の通ったものとして、生き生きとよみがえる。そして、これら一人一人の人物の希望、情熱、絶望が、同時に巨大な変革期にある世界史の非情な転換の中に、ダイレクトに位置づけられる! 著者の思索は、こうした近代世界との衝突の中に投げ込まれた人々に共感しつつ、今日の我々自身の自画像に到達する。歴史とは何か、歴史を思索するとはいかなることか、そして我々は一体何者なのか? こうした実存的な思索は物凄い、の一言! 惜しくも先日亡くなった著者の、運命的といって良い著作!
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さよなら先生 2009/1/11
形式:文庫
 若桑先生の教え子です。本当に素晴らしい方で、私は真の意味での「賢者」のように感じていました。葬儀にも参列しましたが、集まった方々が本当に美しく、参列する人で、故人がどのように生きてきたのかがわかるのだな、と感じ入りました。
 先生の大傑作がこの本です。先生ご自身のスタンスはいつでも変わらなかったように思えます。先生と電話でお話させていただいた時に、「歴史上の人物」が「人」として、一人の人間として立ち上がってくるまで文章にしない、とおっしゃっていました。だから、この本の1ページを書くのに、すさまじい裏付けがあると思うのです。
 私個人としては、おおいに織田信長に魅せられました。また、当然4人の少年たちに魅せられました。先生のご専門、イコノロジーでは「少年」は「未来」の象徴ですものね。
 先生の横浜での講演の後、この本に一筆入れていただいたのですが、その言葉は「信念」でした。
 
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重厚な歴史書 2008/9/27
形式:文庫
天正の遣欧少年使節。一般の日本人には史実として知識はあるがその詳細は知られていない。本書は東西の歴史の転換点にある4人の若者とそれを取り巻く人々の一大ページェントである。丹念に一級史料を調査し、戦国時代末期での日本のキリシタンの状況を様々な角度から検証する。当初の派遣の目的は日本での布教拡大のための経済援助と宣伝効果、少年使節自身への教育と伝道者としての育成であった。ローマ法王庁からみれば極東の島国の王族からの使者の到来は、宗教改革後のカソリック側から見ても一大行事であり、プロパガンダとして東方三博士になぞらえて一大儀式にしたであろうことは納得できる。一方日本では出発直後に本能寺の変が送り、使節が帰国する頃にはキリシタンは落日の日々を迎えていた。その後の四人の足跡は、殉教、病死、背教と過酷なものであった。一般には成果をあげれなかったとして評価されない使節について、自己の信念に生きた個人として高い再評価を熱く訴える。文庫上下巻で1000頁近い労作。引用の多い学術書に近いため読破は結構苦しむ。この時勢によく文庫化を決意したものと編集者には敬意を表したい。
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最近のカスタマーレビュー
素晴らしい超大作です
私はこの作品を、500ページ越の新書で一気読みしましたが、あまりの面白さと筆の力に圧倒されました。「天正少年遣欧使節」は、教科書などでその存在は知っていても、出発... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ママモステ
歴史を扱ってる割に客観性や公平性に欠けていた
自分の都合よく資料を引っ張ってきて感情的にまとめているという印象。途中読むのを何度も止めたくなった。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 春夏秋冬
学術書として読むべき大作
年末年始は、毎年、自分への投資として大著を読むことにしており、今回選んだのは本書です。上下1000ページを超える力作で読み応え十分。世界帝国が形成されつつある16... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: gehararigo
まだ下巻は未読ですが
プロローグに呈示された著者の主題は壮大なものです。一つの出来事からの大きなモティーフの抽出、そしてそのモティーフ自体が著者の西洋との過去に接触に触媒されたものです... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: recluse
なぜ今、そしてどうして私が、四百年以上も前の天正少年使節の話などを書くのだろう。(筆者)
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: Saburo Ochiaigawa
視点の見事さ
東西の膨大な資料を駆使して、丹念に「登場人物」を浮き彫りにさせる技量にはただ感服する。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/27 投稿者: la reponse
理解、という誤解
 著者の感性が、もし、「プロローグ」に描写されているものであるとすれば、絶対に信頼してはならない人物ということになろう。
 著者はいう、... 続きを読む
投稿日: 2009/9/7 投稿者: アマゾン購入者
世界史と日本史の交差点に立った少年達
圧倒的。本書を抜きにしてこの時代を論じることは、ほとんど不可能といっていいのではないでしょうか。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/18 投稿者: picander
四人の少年たちの栄光と苦難
 戦国時代にヨーロッパに派遣された四人の少年使節に焦点を当てて、当時の西洋と日本の関係をダイナミックに、そしてまた繊細に描き出した労作。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/28 投稿者: ishilinguist
歴史の影に生きた小さなヒーロー達(1)
この作品の文庫本化を心から歓迎したい。いかなる宗教を信仰する者にとっても、またいかなる宗教をも信仰しない者にとっても、夢のように輝かしかった青春時代を忘れることな... 続きを読む
投稿日: 2008/6/28 投稿者: La dolce Vita
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