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ギンイロノウタ
 
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ギンイロノウタ [単行本]

村田 沙耶香
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第31回(2009年) 野間文芸新人賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

私となんの関係もないあなたを、私は殺したい。

成熟を夢見ながらも無差別殺人衝動に襲われていく内気な少女の極限の姿を描いた表題作。そして殺傷行為を恋愛感情とクロスさせる女子大生のラブ・ストーリー「ひかりのあしおと」。――「誰が身震いせずにいられよう」と絶賛を浴びる注目の作家の、圧倒的なエネルギーを湛えた二作品を収録する小説集。

登録情報

  • 単行本: 217ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/10)
  • ISBN-10: 4103100710
  • ISBN-13: 978-4103100713
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 19.3 x 13 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 242,089位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くわもちじんぺい トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 自閉症傾向を強めていく少女の自己否定感が、粘つくような確かさで描かれている。母も同傾向を持っているように読み取れる。
 小中時代にシカトされるのは、卵が先か鶏が先か。家庭に真の安らぎがないとほのめかされてもいるが、それも言い訳にはしない。そういったところに自己正当化の理由を求めず、自らを化け物と認識するところが新しい。だが、そうやって裏返しにせよ自分が特別な存在であると思うのは、実際そうなのかもしれないと思わされる。
 池田小事件以来、自分内部だけの理由で殺人を犯す者達の心理の一つを言い当てているような気がする。…私は人を殺しても良い。私は特別な存在だからだ。あなた達がそれを認めないならどうぞ死刑にしてください。…
 私たちはこの挑戦に、冷笑や無視ではなく答えなくてはならないのだろう。
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By 毒者
形式:単行本
表題作は、2009年度野間文芸三賞受賞作のひとつ。衝撃的な書き出しからセンスの高さが伺えた。秋葉原での事件から通り魔殺人が頻発し、「誰でもよかった」という供述が報道されてきた。閉塞感漂ういまを表現する試みに挑んだ意欲作である。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
公衆トイレに押し込められた孤独と恐怖の中で見たピンクの人影と謎の呪文が印象的な「ひかりのあしおと」、押し入れの中にこもって広告から切り抜いた男の視線のなかで耽る自慰行為が印象的な表題作。他者と自分との間の距離感を正確に認識し、折り合いをつけていくことが思春期のテーマであるとすれば、まさに稀代の思春期小説である(そしていずれの主人公も全力で間違った方向へ行こうとする)。
決して長編でもなく複雑な構成でもないのに読み終わった後の徒労感、ひりつくような不快感がとれないのは本作が第一級であることの証明である。
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