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ギリシア棺の謎 (創元推理文庫 104-8)
 
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ギリシア棺の謎 (創元推理文庫 104-8) [文庫]

エラリー・クイーン , 井上 勇
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 903 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ニューヨークのどまん中に残された、古い墓地の地下室から発見された二つの死体。その謎を追うエラリーは、一度、二度、三度までも犯人に裏をかかれて苦汁をなめるが、ついに四度目、彼の目が光った。大学を出てまもないエラリーは読者に先んじて勝利を得るだろうか? クイーン最大の長編で、古今有数の名編であり、本邦初の全訳である。


登録情報

  • 文庫: 538ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1959/9/18)
  • ISBN-10: 4488104088
  • ISBN-13: 978-4488104085
  • 発売日: 1959/9/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 寅夫 VINE™ メンバー
探偵役のクィーンが犯人の巧妙な手口によって何度もミスリードされ、状況は二転三転し、最後の最後にどんでん返しで真犯人が判明しますが、意外と言うよりはちょっとずるい感じがして、やや不満が残ります。蘊蓄が多いので、全体としてやや冗長ですが、ストーリーの展開は面白く、一気に読めて、それなりに楽しめます。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
《国名》シリーズにおけるエラリーの推理とは、あくまで証拠に基づいた
緻密な論証を展開することによって、犯人を指摘する、というものです。

しかし、そうしたエラリーの思考を逆手にとった犯人が、
意図的に偽の証拠を残した場合は、どうなるのか?

探偵は、証拠の真偽を見極めることができるのか?

そして、ただ一人、小説世界の事件の「外部」に位置し、そこから
全てを解き明かすという探偵の特権性は、どうなってしまうのか?

本作は、以上のようなミステリにおける決定不可能性の問題や
探偵への懐疑を、無自覚かつ先駆的に取り上げた作品です。

作中においてエラリーは「犯人は自分に不利益な行為はしない」という原則のもと、
物的証拠を吟味し、取捨選択していきますが、そこには作者の恣意性が抜きがたく
存在しています。

また、エラリーが推理の根拠とする証言に対し、
偽証の可能性を検討していないのも問題でしょう。

証言が証拠能力を有するか否かを判断する場合、事実誤認の可能性や、
人間が虚偽を語りうる存在であることを当然念頭におくべきですが、
本作では、その手続きは無視され、論理的な整合性を保つために、
作者の恣意的な価値判断を導入せざるを得なくなっているのです。

偽の犯人をつくり出すため、意図的に偽の証拠を捏造する真犯人、
という存在が組み込まれた本作は、「手がかり‐推理」という、
ミステリの構造を多重化・メタ化しています。

しかし、作者としてはそうした「実験」を追究しようという意識はなく、
たんに、 名探偵の出発点における失敗譚を示すことで、キャラの
理由付けをしたかっただけなのでしょう。

結末においてのみ推理を開陳するという、名探偵の不自然さを
正当化するために書かれた本作は、図らずも、形式が本質的に
持つ不確定性を暴露してしまったといえます。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今ひとつ 2008/5/18
最終場面で「犯人の条件は第1に何々、第2に・・・、それをすべて満たすのは何某」と真相を明かすクイーンお得意のパターン。しかし、推理のみで物証はなく、犯人の具体的行動も示されないので、かなり欲求不満を感じた。
また、犯人は2度まで他人を陥れる罠を仕掛けるが、クイーンのような風変わりな人間しか気がつかない罠ではリアリティに欠ける。それに、第1の罠ではその家の主人が急死する前夜に出されたティーセットが、なぜ葬儀の日まで仕舞われなかったのか?、第2の罠では犯人はなぜ他人の家のタイプライターの特徴を知っていたのか?、などについても納得のいく説明がない。さらに、事件の発端で、出棺の5分前に金庫にあることが確認されている遺言状が、人のいる部屋から紛失、棺桶に隠されたのではというクイーンの主張に従って、掘り返してみるともう一つの死体が・・・、というのも奇を衒いすぎて不自然になってしまっている。
エジプト十字架と同じく、ストーリー展開は面白いのでページ数の割には退屈しないが、推理小説としての出来は今ひとつではなかろうか。
このレビューは参考になりましたか?
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スライスで機能した哲学
 国名シリーズの第四作。大学を出てまもないエラリーが悪魔的な怪事件に挑む。名探偵の存在意義に対する矛盾は、後期のクイーン作品に... 続きを読む
投稿日: 2010/4/1 投稿者: Martha Argerich
「読者への挑戦状」が4つあれば...
本書は前作「オランダ靴の謎」と次作「エジプト十字架の謎」とともに、国名シリーズベスト3と名高い作品。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/20 投稿者: 森 郊外
最高傑作
僕は本作が、「意外な犯人」の最高傑作だと思ってます。高校のとき読んでて、犯人がわかったとき思わず、登場人物表を見直しました。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/20 投稿者: スパークル1
マニア好みの??
 クイーンの国名シリーズの最高作といっていいと思います。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/13 投稿者: カズキチ
必読の書
この作品はエラリー・クイーンを語るには読んでおかなければいけない作品です。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/21 投稿者: Logic
国名シリーズでNO1は?
 国名シリーズで最も優れているのは、やはり「エジプト十字架」じゃないでしょうか。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/27 投稿者: inspiron
あなたなら、どうする?
エラリー・クイーンが一流のミステリ作家として評価されていることは周知の事実だが、かなり読みにくい作家であることも、これまた周知の事実のようである。トリックは一流な... 続きを読む
投稿日: 2004/10/5 投稿者: gl510
国名シリーズで一番の傑作
エジプト十字架の謎が通例では一番の傑作と評されているようですが、僕は一番はこの「ギリシャ棺」だと思います。プロット・状況設定全てにクイーンの冴えたストーリー・テラ... 続きを読む
投稿日: 2003/8/11 投稿者: voodootalk
名作だと思います
実はこの作品を読んだのは10年以上前なのですが、トリックの鮮やかさ、真犯人の意外性など、今でも鮮明に記憶しています。ほんの一行のわずかな記述すら無駄にしない、本格... 続きを読む
投稿日: 2003/3/13 投稿者: 倫敦橋(londonbashi)
クイーン最高傑作のひとつ
エラリー・クイーンといえば、やはり「Yの悲劇」が最も有名であろう。しかし、個人的にはこの作品が一番好きだ。長編本格推理と呼ぶにふさわしいと思う。若い頃のエラリー・... 続きを読む
投稿日: 2002/8/26 投稿者: TomTom
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