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ギリシア哲学入門 (ちくま新書)
 
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ギリシア哲学入門 (ちくま新書) [単行本]

岩田 靖夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

「いかに生きるべきか」という問題は一個人の幸福から「正義」への問いとなり、共同体=国家像の検討へつながる。ギリシア哲学を通してこの根源的なテーマに迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

幸福は二つの次元から成立する。一つは、生きるための基本的物財の確保、言論、集会、行動その他の自由、そして、諸権利の平等の実現である。これを可能にしうる社会構造がデモクラシーであり、それは古代ギリシア人の創造に始まり、現代においても、歴史を動かしている起動力である。他は、心の安らぎであり、それは、偶然と運命に翻弄される人間が、存在の根源に帰ることにより、達せられる。現代が直面している問題を、ギリシア哲学が切り開いた視野から考える。

登録情報

  • 単行本: 317ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2011/4/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480066047
  • ISBN-13: 978-4480066046
  • 発売日: 2011/4/7
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
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著者がだいたい2005年以降から最近までものしてきた文章をまとめた作品である。ちくま新書の前著『よく生きる』(2005年)の続編といった趣がある。よって、同新書の「○○入門」シリーズのように著名哲学者・思想家の概要を気鋭の著者が書き下ろしで示す、といったものを期待すると内容に不満が残るだろうが、ギリシャ哲学研究の重鎮がいま考えていることを、現代に生きる読者に対して比較的平明に提示した本としては、文句無く面白い。ソクラテス登場の革命的な意義、プラトンの正義論の読み直し、アリストテレスにおけるデモクラシー思想の現代的意義など、それぞれの議論がとても思惟深くかつ専門的に成りすぎなくて読みやすい。
他方で、「ギリシア哲学」と銘打ちながらも、ポリスで活動する個人の理性と自由と平等の世界の限界性もみすえており、その突破口をキリスト教をはじめとする宗教やレヴィナスの哲学に求め、「他者」への配慮/との共存の重要性についても繰り返し論じている。特に7章の「根源への還帰」は仏教も含めた宗教論で、著者にはこうした側面もあったのかと驚かされた。また、第1章の「哲学のはじめ」は高校生に対する講演に基づくものだが、こちらは西洋思想史を幅広く見渡しつつ人間が生きることの意味を説いたもので、若者向けの哲学入門として面白かった。
といったように、このバラエティ豊かさからして、本書むしろ「岩田靖夫の哲学入門」とでも称するのが適当かもしれない、と思った次第である。
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By aiai
個人の幸福を守れない国家は意味があるのでしょうか?
そんな問いへの答えの1つになるかもしれません。

原発問題など,揺れる日本の将来を考える上での1つのヒントになります。
哲学の入門書としてオススメです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MonkDK
『ヨーロッパ思想入門』では、ギリシア思想とヘブライ思想が2大源流として
その後の思想の底流に流れるという明晰な解説に魅力を感じました。
今回『ギリシア思想入門』は先の前者に重点を置いた内容だと思います。
個人的には後者の理性を超えた部分があるヘブライ思想に興味があり、
第7章の内容に重点を置いた著作を期待しております。
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