地方都市伝説大全の第3弾
今回は「巨乳風邪」と「死神召喚パラパラ」の2話。
女性が突然巨乳になってしまう風邪、というとんでもない地方都市伝説が真幌市を襲う。
ギャルゴは、エリアス、カマ子、ライム達と解決に乗り出す。
コトリやNO.1美少女ハナとのウフフな展開もヒートアップ!
【設定・世界観】★★★★
地域限定の都市伝説(地方都市伝説。地伝)が蔓延る真幌市。
ギャルゴこと田中春男は、祖母の後を継ぎ、物干し竿片手に地伝解決に奔走する。
地方都市伝説、殆ど笑い話のような内容ではあるが、設定としては面白いと思う。
【キャラ】★★★★★
主人公ギャルゴこと田中春男は、男子からは「いい奴」と思われているが、
普通の女子からは嫌われまくっている。
しかし、彼は「人外」の存在からは好かれるという難儀なキャラだ。
この「人外」の存在から好かれるというのは、面白い設定だと思う。
「人外」となったコトリとの関係が複雑になり、物語に厚みが出ている。
参謀格、身長20cmのセクシードール、エリアス。
元ドーベルマンの雌、カマ子。
祖母の唯一の弟子、つっかえ棒使いのライム。
脇を固めるキャラも一癖も二癖もあり、非常に面白い。
そして、個人的に気に入ったキャラはコトリだ。
彼女の天然ぶりは最高であり、その台詞に今回も笑い転げてしまった。
また、彼女の一途さは好感が持てる。
NO.1美少女 ハナ。彼女のようなキャラ設定は今まで見たことがない。
1巻から登場しているが、名前さえ与えられずにいた。
そして、3巻で突然(2巻で伏線はあったが)準主役へ。
非常に面白い登場のさせ方ではある。しかも、どうやら謎めいたところもあったりして…
と、当作品は、キャラつくりは最高に面白いと思う。
【ストーリー】★★★
今回は、巨乳になってしまう風邪が流行する、というとんでもない地方都市伝説。
設定自体はおもしろいと思ったが、展開がいまひとつ。
オカマの石膏像の件も物語に絡むのだが、話にまとまりがなかった。
また、最後にオカマの石膏像自体に事件のあらましをしゃべらせるのだが、
それは如何なものか。
このネタならもっと面白い話ができたと思ってしまう。
一方「死神召喚パラパラ」は、不完全燃焼感は残るが、
妹のナナコを上手く動かし、面白い作品に仕上げている。
【文章】★★★
普通に読むことができるレベル。
登場人物への感情移入も可能。ライトノベル作家としては、平均点以上。
【イラスト】★★★
女の子のイラストは可愛くて、小説のイメージには合っている。
ただし、デッサン力が低いのか、動きがある絵には違和感を感じてしまう。
また、1巻の巻頭イラストを見て感じた事。
主人公が雪上車にでも乗っているのかと思っていたところ、本文を読んだらハーレーだった。
ハーレーに見えるようにもう少し努力をしろよ…
と、こ一時間程…