高橋さんのお兄さん「ダメな人」が主人公の外伝です。
「銀の弾(シルバーブレッド)はない」は、ソフトウェアエンジニアリングでは中身は読んで無くてもよく知られている本「人月の神話」の有名なお言葉です。
ここのところ、ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!の本編におけるフェアリーテールシステムやその周辺のもやもや感が好きでなかったのですが、この外伝を読んですっきり。シリーズ初期のわくわく感がよみがえってきました。
本編はフェアリーテールシステムの存在は知っているけど世界へのつながりの深さを知らない、ある意味、純な主人公の物語。そちらではギャルゲー世界に再登場した本来の主人公を放逐してしまいながらも、それがリアルな世界と信じている、あちら側の物語。
この外伝は、フェアリーテールシステムの世界改変能力の目の当たりにし世界に及ぼす影響を実感、それを使いこなして見せようと暗躍する人々の物語と、同じ世界を二つの方向から見ているようで面白かったです。
本編主人公の都築より、この外伝の主人公の高橋兄を応援してやりたい気持ちがします。