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ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書) 新書 – 2009/10

5つ星のうち 4.4 14件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

 君たちは何者か? 一体、何をしているのか? 目的は、何だ----。渋谷に生息する「謎の部族」をフィールドワーク。
 真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー----。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

・インカレ発チーマー経由イベサー行
・「スーパーフリー」事件の衝撃
・イベサーの組織と活動
・ギャルでも礼儀と学歴は大事
・目的は金儲けよりも目立つこと
・「逸脱とギャップ」という価値観
・ギャルたちのセックス&ドラッグ
・キャバ嬢と風俗嬢----ギャルの明暗
・リスクと問題だらけの社会観
・ストリートが社会勉強の場

内容(「BOOK」データベースより)

真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー―。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

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登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4106103346
  • ISBN-13: 978-4106103346
  • 発売日: 2009/10
  • 商品パッケージの寸法: 17.6 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4 14件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 新書
本書は、「イベサー」と呼ばれる集団に属するギャルとギャル男のエスノグラ
フィーである。「文化人類学」と題されてはいるものの、内容は分析的という
よりも記述的なものなので、著者の修士論文にあるように「エスノグラフィー」
として読むほうが誤解がなくてよいだろう。

著者はかつて有名な(?)「イベサー」に所属し、代表までを務めた経験をも
っている。その経験から「イベサー」につどうギャルやギャル男の価値意識、
規範意識にまで言及していく。本書は記述的な内容を中心としており、先行
研究をあげて、ユース・カルチャー、現代若者論、逸脱研究のなかに本事例を
埋め込むようなことはしていない。
ただ、佐藤郁哉の『暴走族のエスノグラフィー』と比較をしながら読むのも
面白い。共通点としては、ある一定期間がすぎると“卒業”があるということ
だろう。ギャルやギャル男が警察に逮捕されるまでのことはせず、あくまで青
年期の「アソビ」として割り切っている。これは、佐藤が暴走族の若者を合法
的な生活領域と逸脱的領域の間を「漂流」する存在として描いたところと何ら
変わりはなく、いうならば社会によって管理された逸脱の様式の1つとみること
もできる。形態が暴走族から
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形式: 新書
渋谷センター街などにたむろする、どぎついメイクのギャルと彼女らの対をなすギャル男(お)たち。僕らは彼らを、「なんか知らんけどいつもパラパラ踊ってるだけのチャラチャラした集団」という程度に、自分の世界認識の隅っこのほうに片付けちゃいないか?本書著者は書く、通称「イベサー」と呼ばれる彼ら彼女らの中には、パラパラを踊るグループもあるがそれはほんの一部でしかない、と。このように、ステレオタイプな認識を覆すことにこそ、学問の痛快さがあることをこの本は教えてくれる。

本書はその名の通りギャルとギャル男の生態を追った文化人類学だ。彼らの運営する現行のイベサーが構築されるまでの変遷から、彼らの普段の生活、組織内での位階秩序、引退後の生活、そして彼らの行動原理となる価値観まで、それこそ文化人類学的に、多角的に彼らの「生態」を解き明かしていく。詳しくは是非本書を手に取ってみてもらいたいのだが、興味深いのはやはり、「チャラい」に代表される彼ら特有の3つの価値観。「俺からすればお前ら全員チャラいよ(笑)」といいたくなるところだが、そこには若気の至りを許容する寛大さと、いつまでも女の尻ばかり追いかけていたら他の「サー人」(イベサーのメンバー)から尊敬されないという厳しさが、奇妙にも同居しているのだ。

ユースカルチャーのフィールドワークといえば、90年代に「援交少女
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形式: 新書
自分とは違う人たちの世界を
描いた作品だったので、
動物園的に楽しめました。

それにしても、中の人じゃないと
書けないような描写が多くて楽しかったです。

見た目にだまされたらダメですね。
意外と真面目でクールな
ギャル男の世界。すごく面白かったです。
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形式: 新書
ギャルとギャル男の世界観について、本書により初めて知ることになった。
分かり易い表現やインタビューをもとに構成されており、初めて触れる読者でもスムースに読み込めるだろう。
一番印象的だったのは、文化人類的な分析はもとより筆者の最後の章に記された想いである。
”家庭や教育の現場で、「自主性が大事」「子供の多様な価値観を尊重する」という建前でもって、彼らが抱えている問題と向き合わなくなっている傾向はないだろうか”
これは胸に刺さる言葉である。ギャルやギャル男は、もしかしたら「自主性という隠れ蓑を使って子供と向き合わない」今の大人(親)世代が作り出してきたのかもしれない。
彼らをただ一方的に揶揄するのではなく、次の大人(親)世代である我々が真摯に受け止めるべき分析と学問であろう。
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形式: 新書
ギャル・ギャル男といわれる人たちを、文化人類学的視点から分析した本。
本書のアオリによると、「渋谷に生息するなぞの部族をフィールドワーク」という。
なかなかパンチのきいた、売れそうなタイトルだなとまず思った。

私のような人は、そもそも彼らを「知らない」というのが話の前提としてある。
私は大学生であるが、同じ学校にもそうした外見の人がいる。
飲食店で隣にいるかもしれないし、つい先ほど同じエレベーターに乗っていたかもしれない。
しかし彼らのことは別世界の人と感じている。
まさに20世紀初頭のアメリカにおける、ポーランド人、イタリア人、またアジア人や黒人のようなものでしょうか。
ある意味大変オーソドックスな位置づけのそうした彼らが、社会学的・文化人類学的な調査対象とされている。

著者は実際に彼らの仲間になることでこれらの知見を得たという。
彼らの様々な文化や風習については、なかなか他では見られないだろう。

また、単純に彼らを若気の至りとして擁護するのではなく、また理解不能として目を背けるのでもない、著者の冷静なスタンスはとても好感を持った。
特に、多様性を錦の御旗にした思考停止への警告はまさに膝を打つものであった。

彼らに関連した政策研究・家庭内政治の中で、対象の分析がなされることが必須であることを、この本から教えてもらった。
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