ライ・クーダーが1974年にハワイに行き、ギャビー・パヒヌイたちと共演したアルバムです。
主役はギャビー・パヒヌイで、12弦ギターを弾きながらハワイのネイティヴ言語で歌い、スティール・ギターも演奏しています。(M-1,4,5,7,8)
裏声を巧みに駆使したギャビーの歌はとても味わい深く、それがこのアルバムの最大の聴きものです。
ライは専らマンドリン演奏で、時折短い味のあるソロも聴かせてくれ、他のバックはほとんどの曲がギター数本とベースのみです。
M-4では、ギャビーのスティール・ギター、ライのマンドリンと各メンバーの細かいソロの交換があったり
M-8はスローなテンポでスティール・ギターをフィーチャーし、アコーディオンも加わった味わい深いインスト曲で、これも聴きものです。
M-10,11は素朴な打楽器を使った、ちょっと土着的な雰囲気の曲です。
録音がとても良い雰囲気を捉えていて、全体的にハワイの爽やかさというより、むしろリラックスした土臭い雰囲気が感じられます。
一方、後からストリングをかぶせた曲があったり(M3,6,9)、ギャビーでないメンバーたちによる英語による歌唱があったり(M5,6)、100%ハワイのネイティヴなものを求める方にはマイナス面もあるかもしれませんが、やはりギャビーとライの記念すべき共演盤は一聴の価値充分の内容のアルバムです。