この本で扱われるのは、彼女の絶頂期に放送された霊視番組の中でも最高レベルの完成度だと言われる、「宜保愛子 ピラミッドの謎に迫る!」(日本テレビ 1992年12月29日放送)という番組で、本書の著者である永瀬唯氏が詳細に検証し、宜保愛子の「霊視」の正体を明らかにしています。
本書を読み終わってみると、一般人なら知らないような専門的なことを調べ上げた宜保愛子の調査能力の高さと、その一見よくできた「霊視」が、事前調査と心理トリックを駆使したものであることを、どの本を参考にしたのかその書名まで突き止めてみせた、永瀬氏のさらに上をいく調査能力の高さと行動力に感嘆しました。
よくぞここまで調べたものだ、と本当に頭が下がります。
ちなみに著者らは「否定論者」ではなく「懐疑論者」であり、某タレント教授のような「あるわけないからあるわけない」というような、ろくな根拠も示せない感情的な否定論は展開しません。きちんと、なぜ宜保愛子が行ったものは霊視ではないのか、その根拠を具体的な証拠と共に示しています。(巻末にはオマケとして、ほぼ完全の著作ガイドまでついている)
アンチやファンに関係なく、真相を知りたいと思っている全ての人にお薦めできる良書です。