こういう著書を待ち望んでいました。
「ギフテッド」、とても含蓄のあるいい言葉だと思いますが、日本語にしにくいかもしれません。未だに「問題児」と呼ばれている子ども達の中に、「ギフテッド」が隠れているはずですが、現場で試行錯誤が始まったばかりの特別支援教育の枠組みの中では、彼らに行き場がないということは関係者の間では既知の現実です。杉山先生がおっしゃる通り、国をあげて、この子達が適切に学べる場所を早く用意するのが、現代の大人が次世代のためにしてあげられる、しなくてはならない大事な仕事の一つではないかと強く思いました。今まで、日本全国の「ギフテッド」はかなり辛い思いをしてきたと思います。その保護者達も、自分の子どもの中に光るものを見つけていながら、彼らの社会的な適応力が弱いために肩身の狭い思いをしてきたのではないでしょうか。
この著書が教育関係者や医療関係者、当事者の保護者だけでなく、報道関係者、出版関係者など、発信力の強い方々を含む広い層の方々に読まれて、日本の教育の在り方を変えていくきっかけになったらと切に願います。「ギフテッド」という言葉が広く知られるようになることも、gifted childrenを適切に育てるためには必要だと思います。学研さんには、このテーマで続けて出版を企画していただけたらとも思います。