最も古い録音が・ショーソン:詩曲 op.25・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調 Op.27-5・イザイ:ロカテッリの作品に基くヴァイオリン・ソナタ ヘ短調・シチェドリン:アルベニス風に、マリア・ボンダレンコ(ピアノ)で1967年10月1日(モノラル)。最も新しい録音が、・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211・ルリエ:コンチェルト・ダ・カメラ、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン、指揮)ドイツ・カンマーフィルハーモニーで1992年6月16日。この間のクレーメルのライヴを集めた10枚組。
どの演奏も非常にレベルが高く、かつ広範囲である。僕が最も良いと思ったのは、CD-6のR.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18、オレグ・マイセンベルク(ピアノ)1977年3月5日である。R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは初めて聴いたが素晴らしい曲で驚いた。アルゲリッチ+マイスキーと組んだ ショスタコーヴィチのピアノ・トリオ第2番の演奏には驚かされたが、それに匹敵するくらいの素晴らしさだ。
何しろクレーメルのライヴでの演奏をこれだけ広い範囲でなおかつ10枚組で聴けるということだけでも、大変価値あるアルバムだと思う。クレーメルの新たな一面も垣間見えてファンには必携だ。