ベストセラーとなった『不機嫌な職場』は、それまでつかみどころのなかった
職場のギスギス感を、わかりやすく分析・紹介した最初の本として、
とても面白かったです。
ですが、読んだ人ならわかると思いますが、分析の方法はかなりアカデミックな
アプローチで難解であり、実際の職場ではあまり活用できない内容になっていました。
この本は、職場の改善方法を極めて具体的に紹介しているので、
現実の職場ですぐに活用できます。
変革や改善をうたった本は、
・抽象的・理論的すぎて実際には役立たない
・各論すぎて全体に応用できない
というジレンマがありますが、この本で提案している「対話づくり」の方法は、
個人レベルですぐに実践できる内容ながら、続けていけば確実に全社を
動かす力に育てることができるものです。
奇をてらった方策に終始しない、基本的かつ本質的な改善策だと思います。
「職場改革」というと、自分には関係ないと思う人もいるでしょうが、
そんな人でも楽しんで読め、読み終わったときには、ちょっと始めてみようかと
思えるつくりになっていると思います。
お薦めです。