最初聴いたときは「もうひとつだなぁ」なんて思いましたが、何回か聴いているうちに良くなってきました。それぐらい全盛期のEL&Pの「刷り込み」は強力なんですね。ハモンド、モーグ、ピアノの響きとフレーズは、まさにキース節全開。相棒を務めているマーク・ボニーラ(G,Vo)という人の声は、グレッグ・レイクというよりジョン・ウェットン似。1955年生れというから、結構なお年なのですが、声質は張りがあって若々しいです。
最近は顧客単価を上げるために、CDにDVDを付けた国内盤が多くて辟易しており、今回もそのせいで買うのを躊躇したのですが、このDVDは意外に内容盛りだくさんで充実しています。特に2006年ハンガリーでのライヴ映像では、EL&P時代の名曲を元気いっぱいに演奏していて、大笑いしながら観ています。2年前の時点でこれだけ一体感のある演奏をしているとなれば、間近に迫ったこの新バンドの来日公演にも期待が持てるというもの。
他に、教会でのキースの生ピアノの演奏を真上から写している映像なんかもあって、運指がよく見えるので、キーボード奏者の人も楽しめると思います。キースの指は節くれだっていて、特に長くもないところが発見出来たりして、変なところで当方は楽しんでいます。