コメディというジャンルにしてはちょっと異色ですが、そういうふうにしか喩えようのない作品といえるのかもしれません。
とにかく、♂美女?ローラがひとつのトリガーとなっており、とてもハートフルな仕上がりになっていることは間違いありません。
若社長が会社倒産を面前にして、リストラせずにはいられなくなった従業員のことを無念に思い、ある従業員ローレンから発せられた”ニッチな市場とか社長ならもっと考えろ”といった言葉に俄然奮起して、本当にニッチな女装する大柄な男性のブーツを手掛けるというストーリーです。
そこには男女を越えた友情が芽生え、社長は身を挺して会社を維持することに奮闘し、従業員が一丸となって逸品のブーツを作り上げるという素晴らしいモチベーションアップの作品です。
男女格差というものや、社長と従業員の格差を越えた意識が浸透していくところがとてもハートフルさを感じるところです。
♂美女?ローラがとても頼もしく、時には小娘のようで、そして妖艶なところを巧妙に演出しています。
これはイギリスの作品で、ハリウッドとは異なり、ヒーローぶりやド派手さはありません。
特にイギリスでは伝統の職人意識が強い靴を題材に、慙愧の思いから奮起し協力し合って前へ進むというひたむきなガッツと人間性をテーマとして真面目に取り組もうとしている姿勢がよくみられます。