容姿がいかに人生の損得を決めてしまうか、容姿の問題が瑣末な問題ではないことを論じたうえで、容姿の美しさを求めることの害の多さ(金銭面、時間面、そして健康面)、美しくなれる機会があるのならそれを選択するのは「自己決定権」だという考え方ゆえに論争が難しくなる構造を解き明かし、法律ができること、社会ができることを検証する。
著者自身の経験を書いた「はじめに」は、自らを「ネタ」にしてちょっとした笑いと深い共感を呼ぶのでは。特に女性や太っている人が感じる理不尽さをきっちり汲み取り、宗教や人種で差別がされるべきでないのと同じように「容姿で判断されるのはオカシイ」と論理的に言ってくれる。