私は原作至上主義者です。
メディアミックスされる場合は、忠実な移植を望みます。
そのような嗜好ですから、一年前の購入当初は、あまり楽しめませんでした。
しかし、アニメ放送終了後からも一年以上が経った先日、ふと読み返してみたところ、『なかなか面白いじゃないか』と感じました。
長い時間を置いたことで本家アニメの強い影響から脱して、素直に評価できるようになっていました。
女児読者向けに恋のドタバタを中心に据えながらも、本家が目指した"動物への興味と理解"も、後半の話の中で上手く絡めていました。
昔、子供の頃に読んだ『ねこねこ幻想曲』を、ちょっと思い出しました。
絶妙なさじ加減でキルミンを"りぼんの漫画"に変換し、キルミンの世界を広げてくださった作者の方の努力に、感謝したいです。
キルミンに何を求めるかは、人それぞれだと思います。
私自身は、童話のような微笑ましさと素直なメッセージ性を求めているので、この漫画に満点をつけることはできません。
しかし、一定の水準は超えていると判断して、星4つとしました。