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キリング・フィールド HDニューマスター版 [DVD]
 
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キリング・フィールド HDニューマスター版 [DVD]

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登録情報

  • 出演: サム・ウォーターソン, ハイン・S・ニョール, ジュリアン・サンズ, ジョン・マルコヴィッチ
  • 監督: ローランド・ジョフィ
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: Happinet(SB)(D)
  • DVD発売日: 2010/02/19
  • 時間: 142 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B002XTKBL4
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 10,005位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

内戦のカンボジア。アメリカ人記者とカンボジア人の助手との国境を越えた友情。ピューリッツァー賞を受賞した記者の実体験をもとに、戦争の矛盾を描いた秀作を初HDニューマスター化!アカデミー賞3部門受賞。

☆1985年アカデミー賞助演男優賞、撮影賞、編集賞受賞
☆1985年ゴールデングローブ助演男優賞受賞
☆1984NY批評家協会脚本賞受賞
☆1984年LA批評家協会脚本賞受賞

【ストーリー】
内乱の火花散る1974年のカンボジア、戦火の中現地に乗り込んだアメリカ人記者シャンバーグは現地人の助手プランと共に取材を続けていた。しかし、やがて戦況は悪化、外国人記者たちは国外追放されることになり、二人は離ればなれになってしまう。

【キャスト】
サム・ウォーターソン
ハイン・S・ニョール
ジュリアン・サンズ
ジョン・マルコヴィッチ

【キャスト】
監督:ローランド・ジョフィ
製作:デビッド・パットナム
脚本:ブルース・ロビンソン
撮影:クリス・メンゲス
編集:ジム・クラーク
音楽:マイク・オールドフィールド

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ピューリッツァー賞を受賞した記者の実体験を基にした戦争ドラマのHDニューマスター版。内乱の火花散る74年のカンボジアを舞台に、アメリカ人記者・ジャンバーグとカンボジア人の助手・プランとの国境を越えた友情と戦争の矛盾をありのままに描く。


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カスタマーレビュー

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この映画は1970年代中頃にカンボジアで本当にあった大量虐殺の時代を命からがら生き延びたカンボジア人通訳ディス・プランとアメリカ人記者シドニー・シャンバーグの友情を描いたものです。
ベトナム戦争の多大な影響を受けたカンボジア国内では領土問題、内紛など様々な権力争いが起こっていました。フランスとの問題、アメリカ軍の問題、日本も大きな干渉をしていたこの地域で、タイとベトナム、(比較的争いは少なかったが)ラオスに挟まれているという地理的要素も重なって、カンボジアは苦悩の歴史をたどった国の一つでもあります。国民は仏教徒が多く、地方の人々は比較的政府、政治には無頓着で、国家というよりむしろ農村や集落を中心にし、かつお寺を中心にに組織されていました。一方プノンペンなど都市部の人々の知識人はある程度の政治思想を持つものも多く、ポル・ポトもカンボジアでは稀な、ちゃんとした教育も受け、フランスへ留学をし、学問を得る中で共産主義と出会い、政治色を強めていったといわれています。帰国後、政治活動をする中で政府や大国、隣国に対する期待と、そして度重なる裏切り、それがやがて憎悪に変わりジェノサイドに発展していった結果がポル・ポト政権の悲しいシナリオを形成していったといっても過言ではないでしょう。そんなポル・ポト政権下で内政が急変する中での外国人退去。カンボジア人プランとの別れが一つのメインストーリーとなっています。
仲間だったプランを置いてきぼりにしてしまったことへの葛藤と、有識人ほど処刑されるということを知ったプランの生き延びようとする姿、逃亡する姿を上手く描写したこの作品は本当にたくさんの人に見て欲しい、素晴らしい映画です。
この映画を以ってカンボジア大虐殺を全て理解できるとは到底言えたものではありませんが、歴史を知る切欠となりうる素晴らしい作品であることには変わりありません。ぜひ、多くの方へ伝え、多くの方に見てもらえることを望んで止みません。ぜひご覧下さい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
人間が人間に対してどれだけ残酷になれるか。カンボジアの場合は同国人が同国人を迫害したのだから、より深刻だ。

この映画、欲を言えばもっと助手プランが経験した収容所の地獄を徹底して描いてもよかったのでは、と思うが、ある程度映画としてヒットするためにはこれぐらいがいい塩梅なのだろう。

70年代カンボジアの悲劇を記した本はいくつかあるが、映像作品は少ない(というか、私はこの映画しか知らない)。視覚的なインパクトは大きいので、是非誰もが一度は目をそらさず本作を観てもらいたいと思う。

マイク・オールドフィールドの音楽がいつまでも耳に残ります。
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By Bo-he-mian トップ500レビュアー
今年2月に、カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷で、トゥールスレン強制収容所の元所長カン・ケ・イウへの終身刑が確定した。同収容所には、ポル・ポト政権が敵視した知識人や政治犯が収容され、残虐な拷問・処刑により2万人以上が殺害、生還したのはわずか数人と言われている。
1970年代、アメリカを後ろ盾にしたロン・ノル政権の腐敗に「反米・救国」を掲げた革命派勢力、クメール・ルージュ(俗称ポル・ポト派)は、一種の農民蜂起とも言える労働者階級による革命で、多くの国民に支持された。しかし、1975年に、プノンペンを制圧したポル・ポト派は、知識階級のみならず、ほとんど無差別ともいえる虐殺を展開。1979年に政権崩壊するまでに200万人、国民の実に4分の1が殺害されたと言われている。国を復興するために必要な知識人階級が消滅し、増水で落ちた橋を架け直すための技術者すらいなくなってしまった。前代未聞の大量虐殺である。
カンボジアは、内戦や政治的混乱が長らく続いていたため、ポル・ポト政権時代の検証は十分に行われてこなかった。「多くの国民が虐殺された」ことは知られているが、何が行われていたのか、その多くはいまだに闇に包まれ、ポル・ポト派元最高幹部たちの公判も去年(2011年)やっと審理が始まったばかり。公判が難航する中で、このカン・ケ・イウ元所長への判決は歴史的清算への大きな一歩としてニュースになった。
(※余談ではあるが、日本はポル・ポト政権陥落後、カンボジアに様々な支援を行ってきて、国連の支援で運営するこの特別法廷の経費の半分も日本が出している)

前置きが長くなってしまったが、上記のような理由から記録フィルムの類はほとんど現存していないカンボジア内戦の状況を、迫真のリアリティーで描いた作品として、本作『キリング・フィールド』はいまだにニュースなども使用されるほどの画期的作品、そして心震える人間ドラマ、映画のもつ力を世界に見せつけた、比類なき傑作である。

本作は、実在のジャーナリスト、NYタイムズ記者のシドニー・シャンバーグの手記に基づいた映画。ポル・ポト革命派勢力がプノンペンに迫っていた'75年、シャンバーグはアメリカがカンボジア政府に大量の武器を供給しているという事実を確かめようと、前線に赴く。彼に付き添う現地ガイドはディス・プラン。やがて二人の間には、深い絆が結ばれることになる。
プノンペンに戻ったシャンバーグ一行は、ポル・ポト派勢力によって凄惨な戦場と化した首都を目の当たりにする。革命派に囚われ、あわや処刑寸前だった一行は、プランの機転で命を拾い、フランス大使館に逃げ込む。国外脱出の最後のチャンスにシャンバーグたちは賭けるが、プランはパスポートを持っていないため、大使館を追い出されてしまい、ポル・ポト派に再び捕まってしまう。
アメリカ本国に戻ったシャンバーグは、カンボジアでの取材が評価されピュリッツァー賞を受賞。しかし彼の心の奥には、プランの安否への心配と自責の念がつねにあった。
一方、強制収容所に入れられたプランは、その地獄の惨状から脱走を決意。決死の脱走の途中でプランが目の当たりにしたのは、虐殺された人々の死骸がどこまでも累々と横たわる、この世のものとは思えない「キリング・フィールド」だった・・・。

自分は、映画はドキュメンタリーの持つリアリティーには結局のところ敵わないのでは、と普段は考えているのだが、本作を観るとそんな考えは頭から吹き飛んでしまう。本当の内戦状態の中にカメラを持ち込んだとしか思えない迫真の描写には、震えるしかない。作り込まれた感じが全くないのである。生か死か、の極限状態に置かれた記者たちの恐怖が、映画を観ている観客にダイレクトに伝わってくる。ドキュメンタリーを観ているとしか思えない・・・いや、ドキュメンタリーでは捉えることができない「決定的瞬間」が、この映画の中には存在しているのである。
スピルバーグの『プライベート・ライアン』は、戦闘シーンの描写のリアリティをかつてないほど追求して、その後のアクション映画のカメラワークまで変えてしまったが、はっきり言ってこの『キリング・フィールド』のリアリティーの前にはスピルバーグの演出すら霞んでしまうと言わざるを得ない。
中でも、鳥肌が立つのは、プランが目の当たりにする「キリング・フィールド」。どこまでも続く死骸の海。泥にまみれた凄惨な骸骨の累々たる光景に震えない人はいないであろう。あの風景は決して誇張ではないし、もしかするともっと恐ろしい事が行われていたかもしれないのだ。
プランが収容所で強制労働させられている所で、年端もいかない子供たちが銃を持った監視員として、大人たちに過酷な命令を下している異様な光景が描かれるが、まさにこれがポル・ポト派の行っていた事だ。正邪の判断能力もない子供に武器を持たせて無差別虐殺を助長させていたことから、ポル・ポト派がいかに統制のとれていない暴徒の集団で、唾棄すべき行為を行っていたかが判る。この映画の中で描かれている事は、皆事実なのだ。

記者シャンバーグを演じるのは、『カプリコン・1』や『天国の門』に出演したサム・ウォーターストン。
そしてカンボジア人通訳・プランを演じるのは、ハイン・S・ニョール。彼はかつてプノンペンで医師として働いていた、実際のカンボジア難民で、プラン以上の悲惨な経験をポル・ポト政権下で体験、ほとんどの家族を失い、姪と一緒にタイに脱出した過去を持つ。映画とはいえ、この役を演じるのは本当に辛かったのではないだろうか。主演の二人は、もはや名演などと軽々しく呼べないリアルに「生きた人間」を見事に演じていて、特に、生きるために必死の逃避行を続けるプランの姿には、深く胸を打たれる。
ほかにも、ちょっとクセのあるカメラマンをジョン・マルコビッチ、イギリス人記者をジュリアン・サンズが演じている。

製作は、『小さな恋のメロディ』『炎のランナー』などで知られる名プロデューサー、デビッド・パットナム。本作が劇場長編デビューとなるローランド・ジョフェを監督に起用し、大成功を収めた。
映画史の1ページに、永遠に語り継がれていく素晴らしい作品。
この映画がある限り、ポル・ポト派が行った残虐行為は人々の心から風化することはない、と思うのだ。
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