ヘミングウェイの短編「キリマンジャロの雪」が読みたくて探しました。
大久保版の新潮文庫の二冊の短編集では、どちらにはいっているかわからなかったので、
角川を買いました。(岩波文庫は装丁があまり好きでないのでパスしました。)
(目次より)北の方ミシガン州にて/ たいへん短い話/ エリオット夫妻/ 二つの心臓を持つ大川/ 事の終り/ 殺し屋/ 異国にて/
白い象のような丘/ アルプスの牧歌/ 清潔な明るい場所/ 世の光/ キリマンジャロの雪/ フランシスマコンバーの短い幸福な生涯
最後の「フランシスマコンバー」は、北村薫の「朝霧」という本に載ってた、リドルストーリイの話にでてきたエピソードに設定が似てるなあ、と
思いました。(北村さんがこの話からイメージをひろげて思いついたのかな、と思いました。)
「キリマンジャロの雪」には圧倒的な迫力がありました。
「フランシスマコンバー」はかなり長くて、この本のラストを飾る中篇ですが、私はそんなにおもしろいとおもわなかった。
「キリマンジャロの雪」はちょっと短いけど、これだけ着地のきまった完成度の高い話なのだから、これで終りにしてよかったのじゃないかな、という気がしました。
その後、ちくま文庫の「ヘミングウェイ短編集」を立ち読みして、作品のチョイスと並べ方はそっちのほうが好きかもしれない、と思いました。