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連続殺人犯の生き様を描いたものである。主人公が人を殺すのはその人が憎かったからでもその人が邪魔だったからでもない。自分のために殺さずにはいられないから殺しつづけるのだ。凄惨な殺人シーンが次々と繰り広げられるのに、なぜか嫌悪感や汚らわしさを感じさせない。むしろ上質なオペラでも見ているかのような感覚で読み進められる不思議さ。どっぷりと世界に浸り、読み終わって我に返るこの感覚。やみつきになりうそうな予感がする。
この作品にも作者の超有名なエピソードがちりばめられていた。気になる人はエルロイの自叙伝である”母なる暗黒”を読んでみては。到底信じ難い奴だぜ。エルロイは。そうして暗黒の淵を覗きたくなる。
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