不特定の数学者達に手紙が届く。そこにはパーティーに参加するための問題を解く暗号が記されていた。その問題を解くことのできた4名は胸に仮名の名札をつけ、指定された場所から、小舟や車で移動し、わけもわからぬまま穀物庫に到着する。赤い壁に囲まれた部屋には誰もおらず、主催者のフェルマー氏の姿もなかった・・・。
タイトルでピンとくる人はそれなりの映画好きと思いますが、あの名作『CUBE』と関係あるようで、まったくありませんw過去に2、ZEROなどの続編(監督は参加せず、ある程度好きにやらせた様)もあるので派生していると思っても不思議はないが、関係ありませんw
多分、原題(スペイン語かな)は別にあるんでしょうけど、DVDには記されていなかったので、あえて匂わせるようなタイトルデザインに松竹がしたんでしょうね。
ある程度つまらないものを想像していたんですけど、これが結構面白い。ハードル低く見てたせいもあるが、パニックミステリーとも言うべきか、次はどうなるのかという期待を持続させる努力はそれなりに感じることができる。タイトルでは近かった『CUBE』よりも『SAW』シリーズに近い。ただ、エログロはなく、数学の問題を解いていくというだけなのでホラーが苦手な人も大丈夫。
それでも、マイナス2にしたのは、前半の件が長く、中途半端な説明のために時間を使ったこと。必要な部分も確かにあったが、もう少しスマートにできたはず。
他作品(SAW1やCUBE等)比べるのは良くないが、解決するための問題が数学になっており(まぁ数学がテーマでもあるしね)単に難しい数学クイズというもので、視聴者の入り込む余地を与えない。問題を解く時間も原則1分で、しかもスムーズに答えていくため、置いてけぼり感がすごいw単に私が数学苦手なだけかもしれないがw
犯人探しの過程はそれなりにストレートではあるが、伏線があまり活かされておらず、見ていて楽しいというほどには・・・。フェルマーの意味がどこまであったのか謎。
88分という短い時間で間延びせず、充実した時間を過ごせるが、最後の解決があまりにも強引で、少々シラケてしまう。生存者と死者の区別もアイデアがない。作品自体が悪くないだけに、惜しいという方が適切だろうか。
※レンタルからしばらく時間が経過していたのですが、意外に楽しめたので、レビューしました。あしからず。