お手軽なチャーター便のホリデイツアーでカナダから何度も訪問した著者だが,キューバの魅力に引き込まれていく.やはり多分にもれず,他国にはないものが呼び寄せる.
何度も訪問し,一部ではあるが市民との接触の中で感じたことを素直に記している.欧州の旅行客の視点に似ているようでいて,日本人的な視点も感じられる.
苦労した日系人と,その2世の息子が外交官となり親の帰郷を実現したくだりなど,なかなか興味深い.多少,安直な表現は気になるが,キューバの状況は正確に描写している.
余談だが,2001年のゴールデンウィークの全く同じ時期に,トリニダー近郊のホテル・アンコンに投宿していたのは驚き.あのときの刺されて痛いクラゲの海岸を思い出す.