興行的には失敗したようだが、主演の佐藤江梨子は好演している娯楽作。アクションシーンでは、彼女の蹴りの足が
頭上まで届くほどの高さで何気に驚かされる。OLの如月ハニー役と時と、戦士キューティーハニー役の時には、
発声を変えるという部分でキャラクターの差異を表しているのも面白い手法だ。
1枚目の本編ディスクに特典として入っているメイキングは、映画公開前にWOWOWで放送された特番を
丸ごと収録したものであり、DVD用に新たに制作されたメイキングは、2枚目のディスクでたっぷり1時間以上見られる。
スタッフ受けがよさそうな明るくポジティブなサトエリの姿はなかなか好印象。
VAPから単品で発売されたメイキングDVDと一部かぶる箇所(製作発表記者会見の模様など)があるが、
もとの素材の関係上、仕方ないのかも。他の目玉は公開時に削除された場面と、フルサイズのEDテーマにあわせた
ミュージッククリップ風の映像。カラー12ページの解説書は、スタッフ3名のインタビュー記事と、ハニーワールドを
楽しむための用語解説、人物相関図という内容で可も無く不可もなく。
しかしこの『キューティーハニー』、本編ディスクのみの単独盤か特典ディスク付きの2枚組かの2種類しか選択肢が
無いわけだが、多くの映像特典が見たくて購入するには、ラフな線画だけで描かれた未完成の漫画を収めたブックレットやら
フィギュアやらのデカイ箱がついた、所謂“抱き合わせ商法”の高価格ぶりが困りモノ。フィギュア入り、
フィギュア無しの選択肢をつけて、2枚組は価格を抑えて欲しかったが……。
そろそろメーカー側も、かさばる立体物を同梱するばかりが特典になるとは限らない点を勉強して欲しい。