本書はギリシアの古典でクセノポンの代表作と呼ばれる作品です。
キュロスというペルシアの理想君主の人生をたどりつつ、いかなる教育が大切か、また、いかなるリーダーシップを発揮すべきかということを論じています。
古典と言うこともあって、単調で読みにくい部分もあります。
しかし、解説もあり、かつ、わかりやすい訳になっていますので、なんとか、読み終わることができると思います。
原書として読んでみたいという方には、現在ある中では一番いい翻訳ではないでしょうか。
簡単に本書を言うならば、文武両道と謙譲の精神の重要性でしょうか。
横暴な君主が多かった古代において、こうした寛容かつ謙譲な君主こそ理想としたのでしょう。
個人的な意見として、こんな大著を紙もなし、ましてや、パソコンもないのに書き上げる情熱に驚かされます。
ぜひ、ご一読を。