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キュア (朝日文庫)
 
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キュア (朝日文庫) [文庫]

田口ランディ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

36歳の外科医・斐川竜介は、自分が肝臓がんに冒され、余命一年であることを知った。頼るべきは現代医療か、それとも己に備わった特殊なキュア=治癒の力か。医師は残った時間のすべてを費やして命と医療の在り方を探る。渾身の長編小説。

内容(「BOOK」データベースより)

若き外科医の斐川竜介は、肝臓ガンに冒され余命1年であることを知る。絶望の中、自分の患者だったリストカットの少女に支えられ、最先端医療を求める末期ガンの男や、「ガンを克服した」スピリチュアルのカリスマとの出会いを通し、自分だけが与えられる「治療」を模索する。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/9/7)
  • ISBN-10: 4022645695
  • ISBN-13: 978-4022645692
  • 発売日: 2010/9/7
  • 商品の寸法: 15 x 9.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 198,566位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
田口ランディってとぼけたペンネームだけど、読み始めると、この人の感性・世界観ってすごいなぁって感心しちゃいました。

で、wikipediaで調べたら、女性作家さんなんですね。
てっきり男性とばっかり思ってました。
(でもそう聞くと、最初のプロットなんかは女性っぽいのかな?)

非現実的な内容なんだけど、へんにてらい過ぎてもなくて、ストーリーも面白い。
ラストも清々しくて、読後感も良いですね。

とりあえず5点満点でよろしいのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
主人公の幼い頃の不思議なエピソード=プロローグから、もう此のお話に引き込まれます。
現代の医療に関しての様々な問題を投げかけながらも、物語を読む面白さ・エンターティメントとしても非常に、うなってしまうくらい良い小説です。楽しめます。そして深いです。

「手術はいたしませんから」とガンの早期発見にもかかわらず、現代医療を拒否する男。逆に末期ガンで助かる見込みも無いのに、科学的医療にすがる若者。主人公を支えるリストカットの常習少女キョウコ (この子が弱っていく主人公のためにご飯を炊こうと炊飯器を買いに行こうとする場面に泣ける)。シャーマンの重度障害者アイちゃん。安楽死をさせる看護士の白川まな子。
登場人物も面白いし、物語の展開にも揺さぶられます。医療、尊厳、生命科学、哲学と根源的な問いかけに直面させられます。「しょせん人間、まぁいいか」とも思わせてくれます。

そうだよな、助かる見込みの無い患者であっても安楽死させる権利を 誰も持ってないように、死に往く人をチューブだらけにして無理矢理生かす権利も 誰にも無い なぁ。 地球を一つの生命体としたらコンクリートを増殖させている人間こそ ガンだよなぁ。
主人公の云うように「生命に理由はない」そして「答え」もなく人は死んでいくのか なぁ。

エピローグ・物語の終わり方は、人のイき方の理想なのかな。
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