IC管理機能も搭載されていない、今となっては旧機種プリンタ用のインクカートリッジ。
ただ、余計な機能などが付与されていない分、インク容量そのものが最新式のカートリッジよりも多いようで、カラー印刷、とりわけ写真類の印刷に、必要以上の高画質を求めないならば、かなりのハイC/P運用が実現する。
(パッと見、DPE店で印刷した写真と見分けがつかない程度の品質は維持しているので、本当にC/Pが高い)
マゼンダ+シアン+イエローを混ぜて表現される黒よりも、本品のような専用の染料系黒インクで黒を印刷している機種の方が、やはり黒の表現がクッキリ、ハッキリする。
唯一の欠点は、退色が著しいこと。
直射日光に限らず、間接光であっても陽が当たるような場所に本インクを使用した写真を飾っておくと、早ければ一ヶ月、どんなに頑張っても半年ほどで、色が褪せた感じになってしまう。
(エプソンの顔料系インクは言うに及ばず、キヤノンの最新式染料インクと比較しても、明らかに耐久性には劣る)
とはいえ、そのような特性を理解しつつ、印刷物はアルバムに保管する、室内に飾るなら陽の当たる場所は避ける、色褪せたら再印刷するなど、運用でカバーする事を厭わなければ、本インクの利用価値はまだまだ捨て難いものがある。