素晴らしい題名につられて読んだが題名に負けない内容の本だった。中身は2つの部分に大別される。前半ではキャンプこそが親子の絆を確立する最も優れた方法であることを論じ後半では親子キャンプ入門書としての色彩が濃い。キャンプという非日常の中ではちょっとしたことが大きなトラブルに発展していくが、それを親子共同で解決していくことによって絆が深まっていき、子どもたちに深く考える力を与えていく。なるほどキャンプという場でなければこのような効用はないのかも知れない。私としてはもっと深く突っ込んだ筆者の意見を聞きたかったところだが限られた紙面では致し方あるまい。同様にキャンプのハウトゥ物としても物足りない部分もあるが、それを勉強したければ専門書に求めるべきであり、親子キャンプ入門書としての本書の価値を下げるものではない。読んだ後には「いつキャンプに行こう」と思わせる一冊であった。